ユニクロの服からアパレルブランドを知るということ

本日金曜日は、プロジェクト先が年休取得推奨日らしく、休みになった。
今月は祝日がないから木曜日で仕事が終わるのはとてつもなく嬉しい。
三連休である。

そして今日は待ちに待った6月18日。

13日の金曜日でもなんでもないこの18日の金曜日をなぜそんなにも待ちわびていたかというと、これである↓

なんだよ、ユニクロかよ。
とか思われた方も多いと思うのだけれど、違うのだ。
今日、Mame Kurogouchiとユニクロのコラボアパレルが解禁されたのだ。

いや、なんの豆だよ、とか思われた方、まめだけど豆じゃないんだ。
Mame Kurogouchiなんだ(知らねーよ案件)。

国内のアパレルブランドで、デザイナーは黒河内真衣子さん。
2010年に立ち上げられたブランドで、比較的まだ新しい。
お洋服は、特徴的ではあるものの、クセは強すぎず、ディテールが凝っており、シンプルな配色が特徴的である。
価格帯は...ONLINE STOREのリンクを見ていただけるとわかるのだけれど、個人的にはそこそこ背伸びをしないと買えない値段ではある。
ちなみに、まだ1着も持っていない...orz

そんな羨望の眼差しで服を見ては、タグを見て涙ちょちょ切らせる日々を過ごしていたのが一転。

ユニクロ、Mame Kurogouchiとコラボするってよ。

歓喜である。
ユニクロのアプリをダウンロードして眺めまくっててよかった(暇か)。
そして今日、数寄屋橋側のユニクロへ行ってきたのだった。

ファッション好きな人ならば、恐らくチェックして絶対欲しいと思うであろう、Mame Kurogouchiとのコラボ。
しかも、価格帯を知っている人間なら尚更である。

お昼過ぎくらいに行ってきたのだけれど、Mame Kurogouchiの商品が置いてある一角だけが異様に人口密度が高く、あまつさえは、入場制限をしており、入場待ちの列ができていた。
平日なのに、恐るべし。

もともと欲しいと思っていたものは絞っていたので、入場してからものの5分もしないうちに、例の一角からは退場。
そして試着室へ消えて行ったのである(わたしがね)。

欲しかったコクーンワンピ、リブセーター、スリップはとても素敵なデザインだった。

本家のように、刺繍や編模様をつけたりと、凝ったディテールにはなっていない。
あくまでシンプルなデザインになっている。
けれどそれでも、コクーンワンピの腕周りのデザイン、リブセーターのデコルテの出方や袖口の微妙なフレア感、胸元が深めに切り込まれて開いているスリップなど、デザインそのものが、Mame Kurogouchiだった。

ユニクロは今までにも様々なブランドとコラボをしてきている。
今だとポール&ジョーやTheoryとのコラボもある。
比較的、定期的に行っているのはジル・サンダーとのコラボだ。
あとは毎シーズン「ぎゃぁっ!」と言いたくなる(わたしだけ?)素敵なデザインを出してくるのはイネスだ。
イネスとルメールはコラボというよりも提携している印象だけれども。

わたしは安い服よりも、少し高めの服を大切に着るべきだと思っている。
高ければいい、っていうわけでもないけれど。

服に限らないが、モノを作るという行為にはお金も時間も技術もかかる。
それを安く抑えているということは、作った人間へ正当な賃金が支払われていないのではないかと思える。削るとしたら多分そこになるのだから。
大量生産にしたって、流行の移り変わりの激しいファッション業界では、在庫が消化されるなんてことは、バズらない限りほぼ無い。

けれど、そうはいっても、やっぱりそこそこする値段の服を買うのは気が引けるし、そもそもアパレルブランドなんて、みんな一緒に見えたりする。
わたしだって、秋葉のヨドバシ1階に並んでいるパソコンはどれも同じに見えるし、スペックを説明されてもよく分からなかったりする(例えが微妙とかそういう前に、お前、IT系の職種だろっていうね)。

そこで、ユニクロのコラボなのだ。

UTのアーティストなどもそうなのだけれど、ユニクロの企画部の人(多分)は凄いなと毎回思う。
色々なブランドとコラボして、ユニクロ価格で提供しくれるのだから。

ブランドの名前は聞いたことある、とか、ユニクロにしてはデザインが良くて買ってみたら、コラボ商品だった、とか、きっとあると思う。
ユニクロのアプリやウェブサイトには、コラボ先のデザイナーの情報も簡易ではあるが、きちんと載せられている。
そういったところから、アパレルブランドを知っていくというのも、一つの手なのではないだろうか。

個人的な見解だけれど、ユニクロがコラボに選んでいるブランドはセンスがいい。
ユニクロのデザインの範疇でデザインできるブランドであるということもあるけれど、そこを考慮しても、相性がいいブランドを選んできている。

普段着の延長線上から、ワンランク上の一張羅的な服として、そこのブランドの服をチョイスするというのが、わたし的に理想なのではないかと思う。

そうやって、アパレルのブランドに興味を持つ人が増えたらいいなと、ひっそりと思っていたりする。

ちなみに、セルフレジ後にいそいそと購入した服を詰めていたら、Mame Kurogouchiの商品を7,000円以上購入した人は先着にはなるが、ノベルティがもらえると、店員さんがレジ付近で叫んでいた。
そこでノベルティのことを初めて知ったわけなのだけれどね。
これはもらわねば!と思い、いそいそと1階のノベルティカウンターへ行ったら、もらうことができた。
やったね。

おしまい

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