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ワーキングマザーの家事・育児と仕事の両立には、完ぺきを求めないことが重要

わたしは、34歳と36歳の時に二人の娘を産んで、仕事と育児を両立してきました。新卒以来、転職はしているが、一度もキャリアをストップしたことはありません。

続けられた理由はいくつかあります。ずっと女性活躍最先端の優良外資系企業で働いてきたこと。管理職になってから出産して、自分の仕事とスケジュールにある程度の自由がきいたこと。子供を産んだときは、神戸の実家で自分の両親に子育てを手伝ってもらい、東京に来てからもたびたび来てもらっていること。

他にあるのは、仕事・家事・育児のすべてを完ぺきにしようと思わないことです。最初の外資系企業で勤務していたころ、同僚のほとんどの女性が結婚・出産後にやめていました。実はやめた本当の理由は結婚・出産ではなかったのです。仕事・職場・上司などに魅力を見いだせなかった、仕事を続けることが自分にとってよいと思えなかったというのが理由だと思いました。どうしても続けたいのに泣く泣くやめた人は、実は少ないのです。

完ぺき主義の優秀な女子が数名いました。家事・育児をしながら、きちんと仕事ができそうもない、と言っていました。上司が尊敬できず、「ああはなりたくない」とも言っていました。

わたしは完ぺき主義ではありません。自分でやらなくて済むことは人に頼みます。気持ちよく頼んで気持ちよくやってもらうことが重要です。これは特に仕事で重要です。部下のためになることを部下に頼みます。やってもらったらほめます。周りにもよくできましたと宣伝します。

家事に関しては、わたしはできるだけ自分でやらないようにしています。買い物は基本的には週に一度のネットスーパーで、牛乳・卵・肉・野菜など持ってきてもらいます。あとはたまに買い足すだけ。掃除は月に一度水回りの掃除に来てもらっています。家にルンバが二台とブラーバが一台。黙って働く賢い子たちです(自分の娘たちよりも良い子たち)。

子供たちが小さいときは、保育園のお迎えは毎日ベビーシッターさんとファミサポさんにお願いしていました。送るのは自分でやっていましたが、お迎えはほとんど行ったことがありません。ただし、保護者会や学校の行事はきちんと自分ででていました。

自分でやらなくてよいことは人に頼むことが重要だと思います。すべてを完ぺきにこなすのは不可能です。

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