米国企業にはFP&Aという職種があります。Financial Planning & Analysisのことです。日本企業では経営企画部門・社長室がその業務を行っていると思われます。 事業部門や社内の企画部門もFP&Aです。経理財務部門でも一部の業務が行われています。 米国企業ではFP&Aが業績目標達成をリードし、経営陣・事業担当者の意思決定を支援します。筆者は、同業種で比べて、米国企業の営業利益率が日本企業よりも高い理由の一つは、FP&Aの機能の違いではないかと考えて、日本
FP＆Aキャリアに関心のある方の相談に応じています。キャリアは自分で決めなければなりませんが、参考にしていただければ幸いです。 25歳男性の方で、日本企業に新卒入社したが、自分が入社したい業種のFP＆A職があり、外資系企業の小規模な日本支社に転職したそうです。 外資系企業のFP＆Aなのですが、事業管理兼何でも屋になっているような気がするそうです。定常業務としては、業績結果の社内共有と本社へのレポート、業績予測のとりまとめ、仕入れ・在庫差異検証、などがあるが、それ以外にも社
FP＆Aキャリアに関心のある方の相談に応じています。キャリアは自分で決めなければなりませんが、参考にしていただければ幸いです。 外資の小規模な日本子会社にお勤めの40代の方です。小規模なのでファイナンスは一人。海外のシェアードサービスと派遣の方にお手伝いいただきながら決算業務を行いますが、予算管理もお仕事だそうです。FP＆Aについて知り、自分がもっと付加価値の高い、事業に貢献する仕事ができるのではないかとご相談です。転職も考えてみたが、FP＆A経験がしっかりあるわけではない
FP＆Aキャリアに関心のある方の相談に応じています。キャリアは自分で決めなければなりませんが、参考にしていただければ幸いです。 FP＆Aキャリアに関心のある30歳の方です。現在はコンサルティング会社に勤務中。家族の都合で海外で休職しなければならない状況だそうです。その間にできることと、帰国してからのキャリアについて模索中です。 今まで経理部で業務経験はないが、簿記2級を取得して、一部経理の支援業務は経験されたそうです。努力をされています。 海外滞在中にUSCPAを取得し
FP＆Aに関心のある個人の方からの相談を無料で受け付けています。キャリアは自分で決めなければなりませんが、参考にしていただければ幸いです。 この方は社会人5年目の20代後半。FP＆Aに関心があり、今お勤めの企業で、管理会計に近いお仕事を体験し、USCPAを取得されたそうです。 転職活動をされているそうです。働きたい業種があり、是非その業種でFP＆Aになり、CFOを目指したいとのこと。キャリアチェンジの選択肢として、どれがよいだろうかというご相談です。 ①どんな業界でもいい
日系大企業の事業部門に勤めており、事業管理を担当されている20代の方。FP＆Aに関心があり、自分の仕事がFP＆Aなのかを確認したいとのこと。 実は、その企業は、外部から来られたCFOがFP＆A部を作られたということで、知られている企業です。ただし、中がどうなっているかをお聞きするのは初めてでした。 お聞きしてみると、FP＆A部が作られているのはコーポレート経理部門の部分でした。また、経営企画部門があるので、コーポレートFP＆Aの機能は限定的だろうとのこと。経営企画部門が中心
日系大企業の経理部にお勤めの28歳の方。FP＆Aという仕事に関心があるが、そういう部署が会社にはない。経理部が予算管理をしているが、主には、事業部門で作られる数字を集計するだけ。 事業子会社ならFP＆Aの仕事があるかと思い、希望して出向している。しかし、やはり事業部門で作られた数字の集計業務に従事している。 優良大企業にお勤めのため、お給料がよく、なかなか転職には踏み切れない。外資FP＆Aであればお給料は下げなくても済む。この方は米国の大学を出てUSCPAの資格をお持ちで
現在日系企業でFP＆A職についている29歳の方。新卒で大手企業の経理部、監査法人、と移って今3社目だそうです。現在の部署では予実管理を担当していて、管理会計の仕事が楽しいと感じているそうです。 ただ、大企業のため分業されていて、現職の業務範囲が非常に狭いとのこと。範囲を広げようと思うと、希望して異動はできるのですが、手を挙げて面接などに合格しないと動けないとのこと。簡単に動けるわけではないそうです。 また、資格の勉強などもしたいが、家庭があるためＵＳＣＰＡやＭＢＡなどは難
日本企業のFP＆A導入事例です。 PDFの記事を弊社HPで全文読んでいただけます。 味の素社は、経理部がFP＆A機能を導入している好事例です。経営企画部門があり、事業部門が強く、事業部門の中に採算管理担当者がいて、なかなか経理が事業に入り込むのが難しい、典型的な日本企業です。しかし、FP＆Aのことを知った経理部長の方が、経営層や事業部門を説得して、FP＆Aチームを作りました。事業部門の中の採算管理担当者にも手を挙げて集まってもらい、コーポレートと事業をつないでいます。社内
日本企業のFP＆A導入事例です。弊社HPでPDFで全文をお読みいただけます。 I-NEはBOTANIST, SALONIA などで有名な消費財の企業です。昨年、東証グロースからプライムに市場替えをされた、注目銘柄です。 弊社が数年前にFP＆A組織立ち上げに際してご支援しました。その後P＆Gファイナンス出身のCFOが入社し、本格的FP＆A機能を進化させています。事業部門に一人ずつ事業FP＆Aを配置して、小まめに事業改善を行っています。
新卒3年目の方、現在はコンサルタントとして勤務されています。本人はコーポレートファイナンスの分野で専門性を磨きたい。M＆Aやバリュエーションのプロジェクトをたくさんやりたい。しかし、実際にくる案件はそればかりではなくて、ファイナンスのスキルが活かせるものばかりではない。これでは専門性が磨けないと不安に思っておられます。 そこでFP＆Aの仕事について知り、これは自分がやりたいファイナンスを専門にする仕事として、今後自分がやってみたいかもと考えているそうです。そこで、今からFP
日本企業のFP＆A導入事例の第３弾です。（株）リクルートの事業統括室室長の三木久生さんは、経営企画職を入社以来ずっとされていて、2021年からはFP＆A組織を束ねていらっしゃいます。ウェビナーにもよく登壇されていますね。 PDFの記事をこちらから読んでいただけます。 FP＆A導入事例③リクルート （旬刊経理情報2024年３月１日号） | Strat Consulting FP＆A組織を立ち上げるにあたって、経理部の方、経営企画部門の方、事業管理の方などみなさんが協力するこ
中央経済社の旬刊経理情報に、日本企業のFP＆A導入事例を紹介しています。第２弾はTSUTAYAなどでおなじみのカルチュア・コンビニエンス・クラブです。 全文を弊社のHPでお読みいただけます。 https://strat.jp/2024/02/16/20240216/ こちらのFP＆Aリーダーは、原恭平さん。公認会計士である原さんは、前職でFP＆Aを経験したのち、2021年にカルチュア・コンビニエンス・クラブに入社。ちょうど変革期にある同社で、CFOのもと、経理部の変革をリー
現在、新卒で日本企業に経理部門に勤めている３０歳の方からの相談です。 大学の法学部を出て、新卒で大手製造業企業の経理部にはいり、原価計算、事業経理、税務とローテーションしてきたそうです。管理会計業務が楽しかったので、FP＆Aに関心がある。このまま大企業でゆっくり昇進していくのではなく、リスクを取ってでも、外資FP＆Aかコンサルに転職して稼げるようになり、そのあとは独立開業したいということです。そのためには、これから外資FP＆Aかコンサルに転職を考えているとのことです。USC
新卒で就職した企業では法人営業を経験、そのあと転職して現職では製造業の海外子会社管理の仕事をされている２９歳の方。今の業務を楽しんでいる。これがFP＆Aと言えるのか確認したいとのこと。そのうえで、FP＆Aキャリアを進むのかを考えたい。 現在の海外子会社の管理の仕事では、業績管理・投資案件などの重要事項の対応をされているとのこと。充実はしているが、業務が多岐に渡り、自分の専門分野は何かという問いに答えられないことを課題に感じるのとこと。 そもそも、日本企業ですから、若手社員
公認会計士試験に合格後、監査法人に勤務し、資格取得後は企業再生を得意とする中堅コンサルティングファームにお勤めの２０代の方。 そのコンサルティングファームは、私はよく聞くファームなのですが、その方にとってはあまり有名でないという感覚なので、そこにも少し不安があるようでした。FP＆Aに関心があるのですが、今後どのように目指していったらよいかという質問です。質問をいくつか整理してくれたので、お応えしました。筆者のインプットを参考に、ご自分で判断していただく形になります。 ①F
