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侵入

 服飾業界の闇を暴露するyoutubeチャンネルで「服飾の偉い人」と紹介されていた人の教室だかワークショップに参加していた。その人が僕をホワイトボードの前に突き出して「今日来てる服の中でひとつ選んでその魅力を俺たちに説明してみて」と言った。
 そのとき黒のワイドタイプのチノパンを履いていたのでそのシルエットについて「自分はケツが大きいがこのパンツはそんな自分の身体でもシルエットがすっきりおさまってくれる」みたいなことを困惑しながら述べた、がそいつは「パンツ紹介するとか(笑)」みたいなことを言っていた。
 どうやらトップスやアクセサリーを選んで紹介してほしかったらしい。
 そんなことを言われてもしょうがないと思う。この黒のチノパンは最近買ったやつで、とても気に入っている。なので夢の中でバカにされたとて僕の中での評価はまったく揺らぐことはない。

最近、けったいな現実が夢に侵入してきている。

最近は眠っている時間が長くなってきている。何時に寝ても起きる時刻は11時で、1限に行くことなどもはやできない。代り映えのしない生活を現実で送る代わりにベッドの上で送る。そうして午後になっても無気力な現実からは逃げられない。ただ自分を取り巻く世界が妄想か現実かの違いでしかない。

誰が僕のような人間から生活の価値を奪ったのか?

何もない人生は評価されないのか?

私と言う存在を、メインカルチャーまたはサブカルとして知覚されなければ、私の存在はすべて無いものとして扱われる。

あるなしクイズ

ある:
女子大学生の喫煙、喫茶店巡り、深夜徘徊、破綻した生活

ない:
男子大学生の喫煙、喫茶店巡り、深夜徘徊、破綻した生活

A.サブカルチャー

生活が破綻した男子大学生というのは、ネットには、存在しない。


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