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石に右往左往 20210514 意志を試されているかの一日

昨日買った石を切るぞ〜〜〜!

スズキさんよろしくお願いします〜!

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と意気込んだものの・・・


まずは発電機が不調。

発電機のベルトが伸びてしまっていた。

どうしても伸びるものらしく、その調整で少々時間がかかってしまった。


それから切るぞ〜

と思ったけれど、


とある訪問者さんが

「この石割れるぞ!」


なんだって〜〜〜〜〜


石なら大丈夫かと思いきや

この石はみかげ石!

この方は以前、みかげ石で焼却炉を作ったら全部割れてしまったという失敗談を話して下さった。

当然ながら、炭窯の中で600度前後になると割れてしまうということだ。


確かに調べると、花崗岩に属する「みかげ石」は、200度前後でヒビが入り、500度くらいで割れるというネット情報もあった。


あらあら



わかりそうな方にも聞いてみよう!


以前炭焼きを教わっていた師匠は、煙突(くど)のところは壁土(赤めの粘土つち)で全て作り、火で炙って練り固めていた。

今教わっている校長先生は、壁土で作る発想はなかった。

地域でやり方が違うのではないかと考え、校長先生近くの方に教わってみようと毎月会議(川二ティ 川内コミュニティ未来プロジェクト)で顔を合わせている方のところに行ってみることにした。


場所を聞こうと電話で聞くと、なかなか場所が伝わらない。

ツレのスズキさんと出かけると、早合点して全く違うところまで行ってしまった。


お聞きした方から地図がネット上で送られて、やっとわかった。

いやあ、こういうのって結構大変なのよね。


お昼時なので、午後になってから出直す。


突然の訪問にかかわらず、いろいろ話ができた。

結論からすると、わからなかった。

炭焼きを現役でやっていた世代ではない。

今現在80歳前後の方でないとなかなかわからないのが現状だ。

(2021年現在)

10歳くらい若いので、子供の頃親の手伝いをしていたくらいのこと。

昔の手伝いは今とは違うから随分やったと思うけど、そこはわからないこともあって当然だ。

チェーンソーを使わずに、のこぎりで手作業できる大変さや
舟と呼ばれる木材を運ぶ道具を使って、引っ張って下ろしたことなど
当時の苦労話を縷々お聞き出来た。

こういう話を聞けるのが楽しい。

また、もう一昨年前の台風19号(2019年10月)のこと。
福島県内でも一番の雨量だった川内村。床下浸水して、もう少しで畳が濡れるところだったという。あの日は早めに避難所が開設されたものの、今まで避難する程の大雨は経験したことがなかったという。それでも、夕方に河川を観に行って、「これはアブナイ」とその方は判断して、近くの家々に話をしたようだが、一部は避難しなかったという。

土がはがれたり、動物除けの柵にゴミが絡まったり、畑も随分小さくされたようだ。

案外、会議で顔を合わせていても、わからないことばかり。
足を運んで、話を聞くことができて、本当に良かった。

畑作業で、真っ黒に日焼けした姿が印象的だった。


その後、スズキさんとも相談する。

「じゃあ、川に石を取りに行こう!」

とうことになり、どんな石ならいいか軽くネットで調べる。

どうやら、上記の通り、みかげ石のような花崗岩でなければ、1000度くらいの耐火性があることがわかる。


そして、河原へGO!!



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いやあ、いいところだ!川遊びしたら最高だなあ。

程よいであろう石も見つけて帰宅の途へ。


手伝ってもらったのに、スズキさんにコーヒーを頂いてしまった。
カムサ炭ダ!(ありがとうございます)

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取ってきた石を並べる。

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3つのうち一番左なら、40センチ×10センチ×10センチのサイズにもちょうど良い!


良かった〜

とはいえ、どうだろう。

校長先生はなんていうかわからない。

場合によっては怒るかもしれない。

でも、ここは理解をして頂こうと思う。


悪く言えば、自分が以前買った石を買わせようと話を引き込まれる可能性もあるから。

ここまで正直に書くのは忍びないが、そう感じてもしまう。


ただ、校長先生が私は大好きだから、きっと理解し合えるとも信じている。


でも、こればかりはわからない。わかってもらえるかどうかは相手の領分だ。


そんなこともこの動画で語ってみた。


とは言え、今回のことで大きく考えさせられたのは、やはり自分自身で考えて決めることの大切さだ。

校長先生だって経験者とは言え、50年も前のことを思い出しながらやってる。

完璧を求めるのは無茶な話だし、ご好意で教えてくださっているのだ。


そして、物品は私が買っているので、私が決めることも問題はないとも言える。もちろん理解はして欲しいけれど。

誰のものってなると、私が管理するのは当然でもあるので、思い通りやらせてもらうお願いを明日してみよう。

そんなケツの穴の小さい人ではないから。


そして、どんな場面でも、人任せにせず、自分が決める。そして失敗も引き受けること。

簡単に言えば、覚悟が足りなかったことも教わった。


覚悟なんだ。


先日たまたま見ていたこちら

現代は 危機管理

昔は 覚悟 

と言っていたと養老氏は言う。


現代人にはわかりにくい話なのかもしれない。

私も、危機管理で捉えていたんだとも気づく。


石が意志を試している なんてね。


お読み頂き、カムサ炭ダ!(ありがとうございました)


ご縁に感謝です。サポート頂いたら、今後の学習投資に使わせて頂きます。