Awww!ワンマンライブ@SHIBUYA PLEASURE PLEASURE 観賞記
2021年10月の時点で、スターダストプラネット所属のグループとしては最も若くして産声を上げ、そして最も早く活動を終えることになったAwww!。前身は、メンバー5人中3人が所属していた「はちみつロケット」であるので、通算のキャリアとしては、3Bjuniorの立ち上げからカウントしたら約7年になり、これ自体はなかなかの活動期間であったといえるんじゃないかな?と思えるのだがしかし、この、Awww!としての最後の1年は、大きくは新コロ禍が、彼女たちの寿命に一番影響を及ぼしたことは間違いないと思うのだが、他方で、やはり「あのゴタゴタ」もまた、何らかの要因になっていることも否めないことであろう。
そのゴタゴタ、あの、突然のチーフマネージャー長谷川ミネヒコ氏の消息絶ちは、仮にここがJさんや坂グループのような業界トップの組織であったなら必ず事細かに取り沙汰されただろうほどの出来事だった。もう最後だから、泡沫ブログらしく妄想話も書いておくけど、実は、小生は当初、Awww!の終了は、長谷川さんが何らかの不祥事を起こしたことが原因だと思ったのね。あの6月の1周年ライブで突然居なくなって川上アキラさんが対応したこと、出演予定の2つのフェスを一方的に理由も明らかにせず出演キャンセルして、そのもやもやが解消しないままの活動終了の発表には、そんな妄想を容易に抱けるくらいにゴシップ臭がプンプンだったのでね。でも、後日彼が別のアイドル運営のスタッフ的な役割で姿を見せたというSNS上のつぶやきを目にして、さすがにそんな不祥事を起こしたらこの業界にはいられないだろうから、文字通り妄想で終わったんだけどもね。まあその代わりに小生は、信頼していたチーフマネージャーの退職が、新たに加わったミミナギはともかく、スタッフの入れ替わりなんざこの7年で散々見てきた3人の活動を終えるほどの出来事なのかは疑わしいけど、他方、その代替えのスタッフの人材を充当する余裕もなかったスタプラ側が、言葉は悪いけど「持て余して」、今後の個々の芸能活動自体は保証する代わりに、Awww!としてはこれ以上の活動継続は困難と通告して5人に進路を委ねた、なんて妄想を自分自身は「これが真相だ!!」なんて思い込んでるんだけどねwww。
かくいう小生も、前記事・平瀬美里の演劇、もといコント劇の観賞後、リアルで多忙になったのと、開幕したMリーグへ関心が高まり、アメフラっシのリリイベでさえ全く顔を出さなくなったので、ましてAwww!での贔屓筋である、森青葉・あおちゃんや播磨のSHOWROOMだトークポートは、日程さえググることもせずに今日のラストライブを迎えたわけで、これじゃあ、
こんな記事もうそでしたってね・・・。
それでも、昨日16日の、百田夏菜子ソロコンサートの、あまりの素晴らしさに、ああ、俺はももクロと、その直系の妹分たる3Bjuniorの関係者たちを応援して、その活動録だけは残すことは誓ったじゃんか、と思い直して、時系列的には百田リーダーを記すべきをまげてでも、5人の、ここ、
PLEASURE PLEASUREでのラストライブを書き散らかします。
開場14:30で開演15:00。5分前に播磨の、もうその時点でやや声が硬いな、と思えた前説が始まり、まあ、そこはしっかりと伝えろよと。小生I列だったけど、Iの5番くらいのお客さんは、「大学生!(しっかりしろ!」ってつぶやいていたけどwww、これは今後もアイドルとして続ける播磨、分かったかな?播磨かな?2分ほど押してから暗転しての出囃子、そしてオープニングは、
1 Booom!!
双眼鏡で覗く表情は、あおちゃんと播磨には、緊張というよりはやはり硬さが、他方公野舞華・きみちゃんは、すでに前列方面の馴染みにかな?明らかに個別に笑顔のレスを返していた。彼女はすでにブログで事務所の退所を公表しているので、こういうのも許されよう。そしてミミナギ、最後となった今、正直小生はこの段階では、やはり3Bjuniorからの3人ほどの注目は置けなかったけど、後述のあおちゃんの挨拶で、それを反省することになる。
2 JOKER
2曲目でも依然硬い播磨。あおちゃんは徐々にやはりお客さんへのレスなども、以前のように増えてきたなって感じか。
ここで挨拶自己紹介。1年と少しでラストライブということこそ言ったけど、まだ、最後ってことをことさらに強調はしない感じで進んでいくトークだったけど、次の曲は初披露、これが最初で最後になるのがなんとも切ないが、そんな話を振るあおちゃん自身も、実はこの挨拶のときで、明らかに無理に笑顔を作った、って感じで堪えていたんだなあ、という表情を見せたのね。ホント、15歳くらいの頃の彼女は強く見えたけど、本人もことあるごとに言うように、そんなに強くないってことは小生も理解できていたので、ここは少し切なかったね。
3 Yes
その、最初で最後のYesは、音源こそダウンロードしていたものの、小生初聞き状態。あおちゃんが曲前に「座って」と言ったように、じっくりと聞けるバラード。明らかに曲後半で播磨は目が潤む感じ。きみちゃんはここでもまだ「ありがとう」という目でのレスを続ける。
4 君からの卒業
そして、ついに堪えられなくなった播磨が、1番の途中あたりで歌えないで涙を見せる。それを優しく遠く見るあおちゃんときみちゃん。でも小生は、この播磨の姿で、ああ、こうして自然に、無理しないで最後を残念に思ってくれて、ここまでどこか上の空だった部分を救ってもらえたのね。そしてさすがにこのまま泣きっぱなしではライブにならない播磨も、以降はしっかり涙は見せずにmラストライブを全う。
5 Maybe
ちょうど冷え込んだこの日の気候と「空に舞う白い天使たちが笑う」が、リリース時期はそうではないけど、これからやってくる冬と彼女たちの終わりがリンクして、小生も、リアルとか別趣味を言い訳にしないで、もう少し、ここに来る準備として振り返ってくるべきだったと思った。もうAwww!単独は今日で最後なのよね・・・。
暗転してステージ上のスクリーンに、今のMaybeに乗せてオフショットとライブ映像ダイジェストで繋ぐ動画が流れてから、今度は衣装を一番最初のオレンジ基調のものに色直して、
6 STEP BY STEP
この段で、もう一つ小生が懸念していた、最後ということで、自然なアイコンタクトがあまりなされないんゃないか?ということが解消されたのも良かった。とくにミミナギへのと、ミミナギからの3人への自然なアイコンタクト、が見られてね。やっと自分たちも楽しめたのがここからかな?という感じ。
7 CLAP!CLAP!CLAP!
そして、この曲のみ撮影可能だということで、ダンスを割いても撮影用にポーズを見せる5人。播磨もすっかり落ち着いて、「はい、ここは撮ってね~」とか軽口も叩きだすwww。
8 小悪魔ラバーソウル
まもなくアイドルとしてのライブは終えるというきみちゃんが、ファンの思いに根差してコンセプトを提供した、おそらくスタプラアイドルの中で一番に典型的なアイドルソングとなったものを、悔いを残さないおうにという感じて、まいっか!きみの!と歌うきみちゃん。新コロにより、ついに間奏のガチ恋口上をファンが叫ぶことなく終わってしまうのが切ないね。
9 泣くなサイダー
それはこちらも同様で、播磨の、上ぐるぐる、下ぐるぐる、のレクチャーももしかしたらこれが最後。でも、小生含めて、集まったファンはしっかりとフリコピ覚えていて、身体がうごいたって感じ、ラストの、炭酸が弾けるって感じで5人が手をパッと広げるのも最後かと思うとこれも残念。
時間は過ぎてゆき、あおちゃんが、次が(本編としては)最後。そのボルテージを上げるべく曲振りなんだけど、としかしやや肩を震わせて、うまく言えないなあと躊躇う感じは、やはり終わりに抗うという気持ちなのか?この曲自体、前身はちロケの解散後に、なんとも生々しい感情を歌ったなあと小生は感嘆したけど、もはや再びそんな歌詞をかみしめることになるとは、あおちゃん達も思ってなかったろうな。それでも立ち位置について、
10 Precious One
「立ち上がれ何度でも 生き残るためネバーギブアップ」しかし、このうち1人は、あと半月もしないうちにマイクを置いて去る。残る4人も、播磨を除いては、少なくともアイドルを続ける者はいないことが明かされている。「一度じゃない諦める悔しさを知っている」「賢くならなきゃ生き残れない」「スマートな生き方 ガラス張りの夢 そんなのいらない」もちろん歌詞に忠実に生きてる者なんていないけど、今日だけは、彼女たちの境遇と歌詞がなんとも切なくて、それが曲後に止まない拍手につながったんだろうな。
その止まない余韻に、むしろ戸惑いがちに本編を終え去った5人。アンコールの手拍子はそれほど長引くことはなく、黒のAwww!Tシャツで戻った5人は、ひとりひとりの思いを告げるという、普段のライブならお約束、しかしそれも最後となればやはり切ない。
誰から?というのももはや決まりごとは無かったか、まずは播磨が「1年と少し、(かなと改名して)歩んだ1年。(新コロで)少ないライブながら、2月の生誕祭を望んだ以上の形で遅れたことに感謝。私はアイドルを続けるけど、ソロアイドルなのか?皆さんは思われるけど、1人で続ける、ということで、ファンの方の応援やグループとしての良さが分かった。播磨かなの伝説をみなさんと作りたい」と切り出せば、ミミナギは揃って「芸能活動の第一波がAwww!で良かったと思えた。(ミナギは)何もできなかった私が、楽しく歌やダンスができるようになった。(ミミは)ただの田舎娘の私がここまでできるようになった。とそれぞれ感謝」と受けて、順番は最後だったが、あおちゃんが「うれしかったことのひとつは、ミミナギが一緒に活動してくれたこと。今日の最後のライブでも、ああ、楽しんで歌い踊ってくれているのが分かってうれしかった」とお礼を述べて、小生、最初に言ったように、そう、ミミナギのことを、あおちゃんのようにしっかりと見られなかったことに反省。なぜ、同じ新加入のB.O.LTのあやなののようには見えれなかったのか?あやなのだって3Bjrの関係者ではないのに。ミミナギのモチベーションが、小生のようなやや偏った味方の者がいたから下がった、なんてことも少しはあったのかも。その意味では小生も3Bjr原理主義者とでもいうかね・・・。
「播磨や公野、そしてスタッフさんやファンのみなさんの良さを再認識できたこともうれしさの一つ。アイドルとしてはやり切った、という思いで次の道を進みます」と結んだあおちゃん。そして、前後するけど、やはり去り行くきみちゃんの言葉はどうしても残したくて最後にさせてもらうと「8年間お世話になった事務所を退所します。携わったすべてのスタッフとファンの方、4人と、そして・・・前のメンバー・・・・、感謝。あーりんから誘いは受けたけど、主たる場所がない中での活動は、私の思うアイドルとは違うと思いお断りした(退所を決意)。でも、アイドルは誰かにとっての素敵な存在であり少しはそうなれたかなと思えば(その意味では)私のアイドル(としての道)は終わりではないです。これからも公野舞華を探してください。」
きみちゃんの、あーりんからの誘いを断りというくだりは小生も胸がつまったなあ。でも、自身の矜持とも言ったけど、きみちゃんのその気概もまた素晴らしいものだし納得できるよね。一旦なのか終身なのかはわからないが、ひとまず自己表現の場からは去るきみちゃんだけど、以前から地に足付けて自身を、世の中を見られていると思えた彼女の前途に幸を願うばかりです。
数少ない長くから携わるスタッフの小松崎さんの記念撮影で、そのきみちゃんも、このあと生歌歌んだよ(私たち)と、あっ、これ意味は違うよ!スタプラは生歌だからね!って、却って他はアレなんだ・・・と笑いを誘って、本当のラスト。Awww!として一番最初に5人でレッスンしてレコーディングしたあの曲、
11 青春は短いらしい
思えば最初は明らかにはにかんで、そんなこと言えないよ、的に最後を歌ったミナギちゃんが、会場全体に「好き!」を轟かせて、途中で一部極まったきみちゃんも最後は明るく歌い終えて、エンディングの動画でありがとう!と告げた5人のラストライブが幕を降ろしました。カバー曲も、はちロケ曲もなく、持ち歌のみ11曲。決して多くなく時間もトークを除けば1時間程度。活動の停滞を思えば致し方ないが、Awww!としての活動を全うするという意味ではしっかりと果たした5人。残る30日のスタプラフェスでは、どうぞ楽しんで、横浜アリーナのステージに立ってほしいね。
特典会は、これも最後まで迷走していたようだけど、結局どの特典も1000円で参加できるように、とくに若いファンには喜ばしい対応でしょう。小生は年寄りだから、またお話とかしようものならどこかに不快を与えてしまうだろうしで、このライブをなによりの特典としてそのまま帰路へ。自身も、冒頭書いたようなことや、やはり年齢的なものもあり、今後こうした観賞ごとも実は減ってゆくことになりそうで、とくにあおちゃんや播磨のこれからを書くことが無いかもしれないけど、やはりその前途に幸あることは願ってやまないので、身体を大事にしながら、自身の道を進んでいってください。
ありがとうございました。
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