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「失敗学のすすめ」が支えてくれた、ブレブレ状態のSTP

どうもみなさんお疲れ様です。STPです。

現在休職中の35歳男です。
休職した理由は別の機会に書くとして、今後の自分の方向性を改めて立ち止まって決めようかなと思っています。

時間はあるので、図書館に行って本をよく読んでいるのですが、
最近読んだ「失敗学のすすめ」がよかったので紹介しておきます。

作者の畑村 洋太郎(はたむら ようたろう、1941年1月8日 - )さんは、日本の工学者、東京大学名誉教授らしいです。

「考え方の考え方」「考え方の勉強」に最近は興味があって、
以下の本を図書館で読んだのですが、その中に「失敗学のすすめ」
が出てきたので、興味が出て図書館で借りて見ました。

内容的にざっとまとめると

「失敗を嫌わないで正面から受け止めて、原因を解明する」
「致命的な失敗をしないこと、失敗から学んで新たな創造をすることの大切さ」
「擬似的に失敗を体験するためには、客観的な情報よりも失敗した本人の生々しい心の動きなどの一次情報を取り入れた方が自分ごととして他人の失敗を受け止められる」
「効率を重視して、答えを最短ルートで解いていくテンプレート化された考え方を机の上で学んだだけでは応用が効かない。まずは小さい失敗を体験してその上で学んだ法則や考え方は体に染み込むような本当の知恵になる」

と言うような感じです。
この内容だけを読むと「まあ、そりゃそうだよね」って思う部分もあるんだけど、それが東大の教授が書いていて、しっかり裏付けのある説明や体験が書かれていると【失敗学】と言う学問として体系だって考えることができた。

あとは、「人間が考える」と言うことの流れが書いてあって、それが面白かった。

「人間が考える」時に、論理思考と言うものがあるけど
論理思考は「A→B→C→D」みたいな
○が●になって、□になる。だから結果■となる
と言う考え方で流れ通りに考えるのが論理思考

でも、実際は小さいアイディアが流れなど関係なく、どんどん湧き上がってくる。
そのアイディアは自分の価値観だったり、経験則だったり、学んだことなどが元になって出てくるんだけど、そのアイディアを自分なりにつなぎ合わせって
結果的にできるのが「A→B→C→D」みたいな綺麗な流れになる。

論理的にまとめると人に伝えやすくなるし、自分の中でも理解しやすいので
大切なことではあるんだけど、最初からそーゆーふうに考えなくて良いのか
っと勉強になりました。

あとは最初に考えた「A→B→C→D」は完成形ではなく
それを試行錯誤して、ブラッシュアップしていくことで
そのシステムだったり作品は洗礼されたものなっていく

ってな感じのことが書いてありました。

こういった細かい概念的なところも面白かったんだけど、
なんとなくわかっていたことを文章にしてくれているので
そのわかっていた事をしっかりと固めてくれました。



まとめ

結構内容が多かったので、サクッとまとめることが難しかったですが、
端的にゆうとお勧めです。

効率的に勉強!!!
みたいな文句が多く見られる世の中で、
やっぱりそれはトータルで考えた時に応用のきく知識にはならないよな
って言うのを理論的に理解できます。

結局、本当の意味で良い技術者は手を動かして、体感したことから学び、
うまくいかなかったこと(失敗)を正しく分析しているんだなと感じました。

では、また!!

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