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朝食ありかなしか、玄米か白米か
健康法の情報に触れだすと「玄米がいいよ」といった情報に接する機会がでてきます。朝ごはんも「1日3食推奨だから食べよう派」もいれば「健康に悪いから食べるな派」もいます。
結論から言うと「全て体質と生活習慣によるので、実際に試してみて自分に合うもので」という話ではあります。
健康にいい食事のスタイルという問題は百家争鳴ですが「実際のところ、100人中100人に当てはまる万能の食事の方法はない」ということだけは確実に言えるのではないでしょうか。
「食べ過ぎない。飲みすぎない。」くらいだったら、万人にあてはまりそうな話ですが、これとて「(やりたいスポーツの都合で)身体を大きくしたい」みたいな状況の人には使いにくいでしょう。
先日、普段行かない薬局によったのですが、最初の登録みたいなところで「3食食べてますか?」という質問が入っていて「3食推奨派がここでは勢力が強いのか」と感じたことがあります。
こういう(実際には自分のからだで試して確かめるしかない)情報を適切に扱うには、顔を知っているという程度のゆるい知り合いの幅が広いことが大事だと思っています。
・知り合いのお医者さんは1日1食でハードワークをこなしている
・知り合いの筋トレ命の人は1日5食で生活している(プロテインをちょこちょこ補給)
みたいな情報があれば「1日3食」も「1つだけの真実ではなく、いくつかある有力説の中の1つ」ということを体感しやすくなるでしょう。
・朝ごはんはほぼ食べずに、夕食をがっつりにするのか
・夕食はごくごく軽くにして、朝ごはんをがっつりにするのか
これは生活習慣と体質によって最適解は変わると思います。
一番問題なのは、「朝ごはんは必ず食べなくてはいけない」「朝ごはんは食べてはいけない」、どの説にしても素直に信じすぎてしまうことです。「実際にどうなのか確かめる」という批判精神がないと、自分にちょうどいい健康情報にたどり着くことはできません。
推しのアニメキャラやアイドルが好きで推すのに批判精神は必要ありません。むしろ邪魔です。神仏を推すのにも批判精神は不要でしょう。時には罵倒が必要なシーンもあるかもしれませんが、基本的に信仰の世界に批判精神はいらないです。
ただ、健康情報は批判的に検討したほうがよいことも多いのが面倒なところと言えるでしょう。
問題はどの説にもそれらしい根拠がついているように見えてしまうことです。ただ、実験データがある場合であってもそのデータをとった実験の参加者たちの体質と、自分の体質がかけ離れていたら実際には意味をなさない可能性というのは常にあるでしょう。
玄米か白米かも似たような話で実際どちらを主にしたほうがよいかは人によると思います。これに関しては「消化の負荷の低さを優先するか、栄養価の高さを優先するか」といった視点も使うと判断しやすくなるかもしれません。
健康情報は「比較的多くの人に当てはまること」はあっても「100人中100人に当てはまる正解」は存在しないことが多いので、「大きな害がなさそうな範囲で、実験して様子を見て判断する」という思考が大事になってくるところでしょう。