恋愛コラム episode15 両想いと知るのが、いつも遅い。
『好きだったんだよね。でも琴音ちゃんは俺の事、関心なさそうだったから』と、なぜ彼女が出来てから言われなきゃいけないんだろう?奥さん出来てから言われなきゃいけないんだろう?安全な場所から告白するならずっと言わないで欲しい。
両想いかな、と感じるときがあった。どちらかが壁を壊す、壁を割るとかしないと、距離感バグってないと近づくことはできない。
お互いに、距離感バグっていても、好きすぎると関係性をもう変える勇気がない。振られたらいまの仲良しの関係性まで壊れてしまうから。
だから私は出逢って3ヶ月以内に恋人になるか、友達になるか分かれてしまう。3ヶ月以上経過すると男友達になって、その男友達に私は気持ちを伝えることは……なかった。
言えない、もう。
そう思ってしまって、学生時代は、特にね。
いつも過去を振り返る訳じゃなくて。
時々、ふっと思い出す時がある。そして不思議なことにその相手も私のことをふっと思い出していたりするから、LINEがきたり、メールがきたこともある。
流石にアラフォーになって、全く無くなった。みんな『既婚者』になったからだ。
学生時代の男友達は、みんな、既婚者になって喧嘩したり揉めたりしながらも、奥さんを大切にしている。
そういう『良い奴』しか、私の男友達は、居ないからだ。クズ男は、一人もいない。
・・・・・・・馬鹿だなぁ・・・・・・・
毒親育ちだから、本当にいて欲しかったひとを遠ざけたのだ。怖くて。付き合って、別れるかもしれない恋人になることが、怖かった。自分と永遠に続く自信もなくて。
好きだって、振られてもいいから、伝えれば何か変わったんだろうか?
わからない。選ばなかった未来なんて無いのも同じだ。ifもしも、なんて、世にも奇妙な物語しか有り得ない。
それでもね、思い出すことだけ、許して貰えないだろうか。本妻の皆様、奥様、許して貰えないか。貴方の夫を取ったりはしないから。決して。貴方の幸せを壊したりは、しないから。私の分まで幸せになってください。
どうか、私の好きな人たちが、笑っていますように。
例え、その傍に私が居なくても
私が見えなくても
人魚姫みたいに、馬鹿だから私は。
憎むことすら出来なくて
好きになったひとを、嫌うことすら出来なくて。私の事なんて忘れちゃうよ
『文章』を取ったのだから。
好きな人よりも、何よりも
『文章での成功』を選んでしまった。
恋人よりも結婚よりも、それが確実なものでもなんでもないのに。
私が愛しているのは『自分の文章』で
依存しているのも『文章』で
人じゃないの
人に依存している時は『私の文章を必要としてくれた人』だったりする。
好きで、好きで堪らない
そんな想いを本人に、ちゃんと伝えているのかな
推し活、して初めて『好きな推し』に
『文章で好きと伝えている』
幸せだ。推しが認知してくれるのは。
推しと話せることもある。
コラボしたり、企画したり、私の台本を推しが読んでくれたり。
恋愛、かぁ。
いつか、私にも出来るのかな
ずっと手を繋げる『繋いだ手』の声劇のような
『見えない瞳』の声劇のような
そんな『恋』が
私にも訪れますように。