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ほどよいデジタル化を目指すストーリーパーク(保育ドキュメンテーション)

はじめまして。ストーリーパークのインターン、キャシーと申します。この度はストーリーパークのワークショップに参加してまいりましたので、ワークショップのご紹介も兼ねて、参加後の感想を共有していきたいと思います。

ストーリーパークのワークショップについて

ストーリーパークでは定期的に無料オンラインワークショップを開催しており、内容は英語ではありますが、どなたでも参加していただけるように、セッションの時間をいくつか設けています。内容はさまざまなものがあり、ストーリーパークの全体的な使い方、細かい機能の使い方、経営者向け、先生向けなど、ご自身に合ったワークショップを選んで参加することができます。

今回ご紹介のワークショップ

今回は、初期設定など基本的な内容が含まれるワークショップ、 ”An Introduction to Storypark Part 1 – Setting up your account” に参加してまいりました。こちらのワークショップはオンライン(Zoom)で約1時間に渡って開催され、最後に質問コーナーもありました。ワークショップ中はアンケートに答えたり、チャットを使って意見を共有したりと、とてもインテラクティブになっていました。ワークショップの内容は以下の通りです。

ワークショップの概要

  • ストーリーパークの紹介

  • 先生のプロフィール設定

  • 子どものプロフィール設定

  • グループの作成とプライバシー設定

  • 保護者の紹介と確認方法

  • ラーニングタグ・セットの使い方

  • ストーリーの写真やビデオの説明

  • コミュニティの使い方

ワークショップのお申し込み方法

こちらのワークショップは次回12月6日に日本時間の午前9時に開催予定ですので、ご興味のある方はこちらからお申し込みください!他にもたくさんのワークショップがございますので、是非こちらのページをご覧ください。

ワークショップの感想

ストーリーパークはドキュメンテーションのデジタル化を中心とするアプリなだけに、教育分野のデジタル化の動きと、その需要性を強く伝えるメッセージを発信するのかと予測していました。しかし、実際参加してみると、そのような要素はほとんどなく、テクノロジーに頼り過ぎていないからこそ伝わるあたたかさをを感じることができました。

デジタル化なのに、デジタル過ぎない?

ストーリーパークは幼児教育者の要望をきっかけに誕生し、テファリキをはじめ世界のナショナルカリキュラムを参考に開発されたドキュメンテーションアプリです。そのため、ストーリーパークはドキュメンテーションのデジタル化とは言え、最近よく教育現場でも耳にする Disruptive Technology(破壊的技術)とはまた違う気がします。Disruptive Technology は現状や常識を覆す技術を示し、教育分野では AI、eラーニング、MOOC などの教育用テクノロジーが浮かびます。そして、これらの共通点は業務省略化の目的と言えるでしょう。それに伴い、ペーパーレスへの動きもよく見られます。

ストーリーパークは教育用テクノロジーでありながらも、業務省略化より、ラーニングストーリーによる子どもへの貢献やコミュニティを通して帰属感を高めることの大切さを強く語ります。また、ストーリーパークを使うことで紙の使用量が減ることは歓迎しますが、必ずしもペーパーレスを進めているわけではありません。上記のワークショップでも述べているように、ストーリーパークを使うことで紙を使わないという選択肢が増えることは良いことですが、紙に対して批判的にならず、紙を使用した方が良い場合もあると教育現場のリアルな現状を理解しています。

このように、少しゆるめで、なおかつ子どもの学びに熱い思いを持つテクノロジーこそ導入しやすいと感じる教育機関も少なくないと思います。デジタル化なのに、デジタル過ぎない。だから、ストーリーパークからは暖かさを感じることができるのだと思いました。

ニュージーランドの保育の遊びについて学ぶオンラインセミナー

そんな暖かなストーリーパークを、実際ニュージーランドで使用されている日本人保育士・吉村慎祐先生(Shin先生)によるオンラインセミナーを開催することになりました!

開催概要

日時:2022年11月13日(日)10:00〜11:15 ※開室は開始10分前(9:50)
開催方法:オンライン(WEB会議室ツールZoom使用)
対象:保育者、教育関係者、子育て支援者、保護者、一般
参加費:無料

テーマは『ニュージーランド保育の遊び』

  • ニュージーランド保育の基盤

  • 遊びの役割

  • なぜ遊びが必要なのか

などについて、日本語で学べる機会です。
Child-centred(子ども中心)、Free play(自由な遊び)、 Unstructured play(枠にはまらない遊び)といったキーワードと共に、
実例を出しながら、その裏にある考えをShin先生にご講演いただきます。

お申し込みはこちらから!


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