この子、と言いたくなったその日の太陽
本当に不思議なんだけど、
その日は海が見える場所にいた。
そして、言われたんですよね。
「この部屋からはちょうど日の出が見えますよ」と。
早起きが得意ではないので、
見たいけど見られないだろうなと思っていた。
ところがどっこい、
なぜか目が覚めた。午前4時20分くらい。
ぼんやりと水平線をながめていたら、
太陽がぐぐぐっと顔を出し始めた。
え!?
本当に見えるの!?
と、そばにおいていた携帯を取り出して
写真を撮った。
太陽が水平線から顔を出したときには、
不思議な気持ちになってしまった。
なんていうのかな、
世界にはあなた(太陽)と私しかいないよね、
みたいな感覚。
私はここで見守っているよ、
だからしっかりと世に出ておいで、
みたいな、母親みたいな気分。
ですが、
太陽からすると、
毎日いつものこと、やっているだけ。
別に誰にも褒められずとも、
誰に目をかけてもらえずとも、
自分の役割を担っているだけ~
と言っているようにも思えた。
その日、頭上で輝く太陽は
いつもの太陽とは違って見えた。
なんというのか不思議な感覚だが、
「今日のこの子ね、
日の入りを私は見守ったんだからね」
みたいな感覚。
毎日同じ太陽であるはずのものが、
いつもとは違う、擬人化されたような世界。
「もうそんな高いところまで昇ったの?」
とうれしい気持ちになる私。
その日一日の太陽は、
とても愛おしかった。
きっと潜在意識は
感じ取っていたのでしょう。
あんた、明日早起きして
日の出が見たいって思ったよね?
だったらそれまでに目を覚ますように仕向けるからね、
起こしたらとっと起きるんだよ。わかった?
by.おそらく潜在意識
なんか、最近は何かを想ったら
それが実現するスピードがとても早い気がする。
先日の「お好み焼き」もそんな感じだった。
それはまた別の機会に。