studio-Rie(スタジオ・リエ)

不惑を過ぎても迷いばかり。頭の中は煩悩と妄想だらけ。したいこと、行きたいところ、食べた…

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不惑を過ぎても迷いばかり。頭の中は煩悩と妄想だらけ。したいこと、行きたいところ、食べたいもの、会ってみたい人であふれています。もし取材や原稿作成のチャンスをいただければ嬉しいです。ご希望があれば、取材先へのアポイント、掲載許諾申請、校正確認などの編集作業もいたします。

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今、ふたたびの清里へ

北杜市に引っ越した友人を訪ねて  船橋市に住んでいた友人のT子が山梨県の北杜市に引っ越した。  夫が定年退職したのを機に船橋のマンションを売却して、その資金で過去にペンションとして営業していた建物を購入。自分たちの手で二世代住宅にリフォームして娘夫婦と住むのだという。娘夫婦は現役で働いているが、基本はリモートワークで出社が月に2、3日なので北杜市在住でも問題はないそうだ。なんとも豪勢な話だと感心したら、北杜市のペンションならば船橋のマンションを売却したお金でお釣りがくるらし

    • 上野ってパリなの?

       最近のお気に入りの街は上野だ。浮世離れてしていて、とにかくイイカンジなのだ。上野といっても中央改札を出たところにある繁華街の上野ではなく、公園口改札の方のいわゆる「上野のお山」。  三代将軍・徳川家光がこの地に東叡山寛永寺を建てたことに端を発するのか、あるいは明治5(1872)年に東京国立博物館が創立されたためか、はたまた明治20(1887)年に東京藝術大学の前身である東京美術学校が設立されてアートの聖地となったからなのかはっきりしないが、上野の山にはレアな建物が並んでいる

      • 豪華絢爛の極み 八戸三社大祭(青森県八戸市)

        豪華絢爛、絢爛豪華、どっちが正しいのだろうかとふと疑問に思って検索した。 どちらもOKというのが正解で、一般的には豪華絢爛の方が多く使われている。 では世の中に豪華絢爛なものはどのようなものがあるかとさらに検索してみたら、上位にできてきたのが「八戸三社大祭」という青森県八戸市の夏のお祭りだった。だとしたら、一度は見ておくべきだと思って行ってみたのが2023年8月のこと。 東北のリオのカーニバル 豪華絢爛の検索で上位にでるだけあって、実際に見る八戸三社大祭はあまりにもゴージ

        • 【昭和の思い出セレクション】かつての自分が眩しすぎて…ベルサイユのばら

          「私の血はワインでできている」 ワイン通としても有名な女優の川島なお美さんがかつて放った名言である。 これになぞらえていえば、「小学生時代の私は『ベルばら』と『ベイ・シティ・ローラーズ』でできている」となるのであろう。  言わずもがな、『ベルばら』とは少女漫画の金字塔『ベルサイユのばら』の略である。フランス革命前から革命前期のベルサイユを舞台に、女性に生まれながら軍人として育てられたオスカルとフランス王妃マリー・アントワネットらの人生を描いた池田理代子先生による歴史大作少女

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        • ザ・千葉県
          9本
        • リエブーの煩悩・妄想日記
          10本
        • ザ・鎌倉
          5本

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          つくってみた、やってみた、和菓子の木型で日本画制作

          和菓子の木型を利用した日本画を制作してみた  干菓子や和三盆、落雁といった和菓子をつくるときに使う木型をヤフーオークションで手に入れた。ニュースなどでもよく取り上げられるように、和菓子屋さんは、今、材料の高騰で採算が取れなかったり、後継者不在などの問題があって、次々と廃業に追い込まれている。和菓子の製造に使われていた道具類は廃品回収業者やリサイクル業者を介して骨董屋さんの手に渡り、ヤフーオークションに出品されて、運よく廃棄の危機を免れることがある。道具としての役目は終えても

          つくってみた、やってみた、和菓子の木型で日本画制作

          【昭和の思い出セレクション】瓶ビールとピーセンとデパートのお好み食堂

           非番の日、父は私をよく動物園に連れて行ってくれた。そしてその動物園には、なぜか馬しかいなかった。 馬しかいない動物園  私たち家族は妹が生まれる前、私が幼稚園に入園する以前は、サザエさんのお宅と同じで、母の実家に同居していた。いうなれば父はマスオさん状態だった。父と私が動物園から帰ると、母の実母である祖母が私に「今日はどんな動物に会ってきたんだい」と尋ねてくるのがお約束になっていた。幼い私が無邪気に「お馬さん」と答えると、祖母がサッと形相を変え「なんで子どもを競馬場に連

          【昭和の思い出セレクション】瓶ビールとピーセンとデパートのお好み食堂

          【昭和の思い出セレクション】クリエイティブの真髄、ノッポさんとゴン太くんの『できるかな』

          『できるかな』は、NHK教育テレビで1970年(昭和45年)から1990年(平成2年)に放送されていた工作番組だ。  登場するのは、すらりとした長身でチューリップハットがトレードマークの「ノッポさん」、モフモフの着ぐるみ「ゴン太くん」、そして姿が見えない天の声のナレーターのみ。  ノッポさんは言葉を一切話さずにジェスチャーのみで工作をレクチャーする。器用に画用紙を折ったり、切ったり、セロテープで貼り合わせたり、クレヨンで絵を描いたりしてなんでも作っちゃう。一方のゴン太くんは不

          【昭和の思い出セレクション】クリエイティブの真髄、ノッポさんとゴン太くんの『できるかな』

          【昭和の思い出セレクション】ベイ・シティ・ローラーズ 〜愛と熱狂のタータン・ハリケーン〜 

           人には誰しも恥ずかしい過去があるのではないだろうか。蒸し返されると、赤面してその場から走り去ってしまいたくなるような忸怩たる思い出。私でいえば、それは小学校時代の「ベイ・シティ・ローラーズ」と「ベルサイユのばら」だ。あまりにも夢中になりすぎて、周りが目に入らず、痛いことになってしまっていた。 エディンバラの貴公子  ベイ・シティ・ローラーズ(Bay City Rollers)は、イギリス・スコットランドのエディンバラで生まれたロック・バンドデ、イギリスでは1974年頃に

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          嘘でしょ! お正月から大失敗 数の子を熱湯で

          2023年元日、朝、数の子が大変なことになっていた。  ことの発端は、年末に近所の魚屋さんで国産の数の子を手に入れたことだった。これまで数の子は、うろ覚えではあったが実家の母がやっていた処理方法、すなわち晦日に水に入れて塩抜きして、大晦日に醤油出汁に漬けて、一晩置いて元旦に食べるという方法でやってきた。しかし、今回はせっかくだから無手勝流にやるのではなく、セオリーに則ってきちんと処理と味付けに取り組んでみようと思ったのが失敗の始まりだった。  ネットに情報は氾濫しているが、

          嘘でしょ! お正月から大失敗 数の子を熱湯で

          【昭和の思い出セレクション】お色気アクションドラマ『プレイガール』

           子どもの頃、我が家にはタブーがなかった。  どの家でもたいがい、子どもが見ることを禁止されているテレビ番組があるもので、ザ・ドリフターズの『8時だョ!全員集合』などはその代表例といえるだろう。テレビの倫理規定がゆるかった当時は、下品な番組、低俗な番組、お色気番組がゴロゴロあって、一般的な家庭では、そういう番組は子どもに見せてはいけないことになっていた。   ところが、我が家には見てはいけないテレビ番組というものがなかった。自由主義とか放任主義といったような信条とかポリシーな

          【昭和の思い出セレクション】お色気アクションドラマ『プレイガール』

          電車で行ってみようThe千葉県【JR 内房線】海あり、山ありのダイナミックなパノラマビュー

          千葉の多彩な魅力を満載した路線  千葉駅―安房鴨川駅間と表記されることも多い内房線ですが、千葉駅-蘇我駅間は外房線の路線で、正式な起点駅は蘇我駅です。  蘇我駅-安房鴨川駅間の路線総延長は119.4km、駅数にして30駅というロング路線で、安房鴨川駅で外房線に接続します。区間が長いだけに、【千葉市】(蘇我駅~浜野駅)、【市原市】(八幡宿駅~姉ヶ崎駅)、【袖ヶ浦市】(長浦駅~袖ヶ浦駅)、【木更津市】(巌根駅~木更津駅)、【君津市】(君津駅)、【富津市】(青堀駅~浜金谷駅)、【

          電車で行ってみようThe千葉県【JR 内房線】海あり、山ありのダイナミックなパノラマビュー

          高齢者一人暮らし病気療養中の叔母が朝日新聞の購読契約をしていた話<その4> 〜なぜ新聞購読の契約をしたのか〜

           高齢者一人暮らし病気療養中の叔母が朝日新聞購読契約を結んでいて、親族が気づいた時にはクーリングオフ期間を過ぎていた。病院に入院するという新聞公正取引協議委員会のガイドラインでいうところの“やむをえない事情”が発生し、消費者センターのお力添えによって新聞購読契約は解約できた。しかしながら、なぜ叔母は新聞を読まないにもかかわらず新聞を契約してしまったのかという疑問が残る。  確かに認知度は見るからに低下していて、薬を飲み忘れたり、病院通院の日を間違えたりするが、認知症と診断され

          高齢者一人暮らし病気療養中の叔母が朝日新聞の購読契約をしていた話<その4> 〜なぜ新聞購読の契約をしたのか〜

          高齢者一人暮らし病気療養中の叔母が朝日新聞の購読契約をしていた話<その3> 〜消費者センターの力添え〜

           高齢者一人暮らし病気療養中の叔母が朝日新聞購読契約を結んでいて、親族が気づいた時にはクーリングオフ期間を過ぎていた。解約をしてもらおうと新聞販売店とやりとりをしていたのだが、ここにきて自宅療養していた叔母が体調を崩し救急搬送された。  定期的にきてもらっている訪問介護ヘルパーをキャンセルするためにケアマネージャーに電話を入れ、ついでに新聞購読契約をしていたこと、解約はできないことを伝えると、ケアマネージャーから 「ダメ元で、消費者センターに相談してみてはどうだろうか」 と提

          高齢者一人暮らし病気療養中の叔母が朝日新聞の購読契約をしていた話<その3> 〜消費者センターの力添え〜

          高齢者一人暮らし病気療養中の叔母が朝日新聞の購読契約をしていた話<その2> 〜朝日新聞本社の対応〜 

           高齢者一人暮らし病気療養中の叔母が朝日新聞購読契約を結んでいて、親族が気づいた時にはクーリングオフ期間を過ぎていた。解約できないものかと販売店に連絡を入れたが、「何があったとしても一切解約には応じない」と取り付く島がない。仕方なしに朝日新聞本社に相談してみようと、お客様相談窓口にメールを送った。メールの返信はあったが、結局は新聞社と販社は別会社なので介入はできないとのこと。万事休すだ。 住所の記載が求められたので、叔母宅の住所と、姪である私の連絡先を返信したところ、再び回

          高齢者一人暮らし病気療養中の叔母が朝日新聞の購読契約をしていた話<その2> 〜朝日新聞本社の対応〜 

          高齢者一人暮らし病気療養中の叔母が朝日新聞の購読契約をしていた話<その1> 〜朝日新聞ASAとの6か月契約が発覚〜 

          高齢者一人暮らし病気療養中の叔母の家に週末だけ通い、買い物や家事をしている。平日は訪問看護師さんと介護ヘルパーさんが毎日顔を出し、なんとか一人暮らしの生活が成り立っている叔母だ。部屋の中でも自在に歩くことはままならない。2022年6月17日(金)に事件は起こった。 下駄箱を掃除していたら、6月7日契約日の朝日新聞のサービスアンカーSASとの間で交わした朝日新聞の購読契約書が出てきたのだ。 クーリングオフの8日間を過ぎている。先週も下駄箱を見たのに、なぜ気づかなかったのだろうと

          高齢者一人暮らし病気療養中の叔母が朝日新聞の購読契約をしていた話<その1> 〜朝日新聞ASAとの6か月契約が発覚〜 

          幡ヶ谷ブルーインパルス

           幡ヶ谷の6号坂商店街にあるクリーニング屋さんの外壁に、ブルーインパルスの写真が貼ってあった。  邪魔になる建物が何ひとつなくて、飛行機とスモークのラインがくっきり写っている。あまりの素晴らしさに見惚れていると、自転車で配達に向かおうとしていた店主らしき人が「飛行機が好きなの?」と話しかけてきてくれた。 「飛行機が好きなわけではなくて、写真が好きなんです」と言うと 「このブルーインパルス、店を出たここ、この通りで撮影したんです」と店主。 恐るべし幡ヶ谷  こんなにもはっき

          幡ヶ谷ブルーインパルス