男性育休取得率30%突破の真相:喜ぶべき?それとも課題山積?
こんにちは。今回は、最近話題の男性育児休業取得率について、深掘りしていきたいと思います。厚生労働省の最新調査で、日本の男性育休取得率が初めて30%を超えたというニュースが飛び込んできました。一見、素晴らしい進歩に思えますが、この数字の真相に迫ってみましょう。
1. 数字の裏側:本当に喜んでいいの?
確かに、30.1%という数字は過去最高です。前年比で約13ポイントも増加しているんです。でも、ちょっと待ってください。国際的に見るとどうでしょうか?
スウェーデン:約90%
ノルウェー:約90%
フランス:約70%
ドイツ:約40%
30.1%が小さく感じてきませんか?
2. 文化の壁:「させていただく」vs「権利」
日本と海外の大きな違いは、休暇に対する考え方にあります。
日本:
「休暇を取得させていただきます」
「職場に迷惑をかけるかも...」
海外(特に欧米):
「育休は労働者の権利だ」
「長期休暇は当たり前」
この意識の差が、取得率の差につながっているんですね。
3. 若者の意識変革:希望の光?
でも、希望はあります。日本の男子学生の8割以上が「将来育休を取得したい」と回答しているんです。これは大きな変化の兆しです。
問題は...この希望が実際の職場でどこまで実現できるか。ここが今後の大きな課題になりそうです。
4. 政府の野心的目標:実現可能?
政府は2030年までに男性の育休取得率を85%にまで引き上げる目標を掲げています。正直、かなりチャレンジングな数字です。
欧州の国々でさえ、ここまで来るのに数十年かかっているんです。日本で6年で達成できるでしょうか?
5. 取得期間の問題:質も大事
取得率だけでなく、取得期間にも大きな差があります。
日本:1〜3ヶ月の取得が最多
スウェーデン:両親合わせて480日も取得可能
単に「取った」だけでなく、「どれだけ取れるか」も重要な問題なんです。
6. 個人的見解:本当の課題は何か?
私見ですが、育休取得率の向上だけでは不十分だと考えています。
夫婦・パートナー間での家事・育児分担
「育児=女性の仕事」という固定観念の払拭
企業の意識改革と柔軟な対応
社会全体のワークライフバランスの見直し
これらの課題に総合的に取り組まない限り、本当の意味での「育児と仕事の両立」は難しいでしょう。
7. まとめ:一歩前進、でもまだまだ道のり
30%突破は確かに喜ばしいニュースです。でも、これはあくまで通過点。
真の目標は、誰もが自分のライフスタイルを自由に選択でき、それが当たり前として受け入れられる社会を作ること。そのためには、制度だけでなく、私たち一人一人の意識改革が必要不可欠です。
皆さんはどう思いますか?コメント欄でぜひ意見を聞かせてください。一緒に考えていきましょう。
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