僕たち自身が不妊に関する情報を幅広くインプットして理解しなければならない

患者の状況に応じて案内される不妊治療はたいてい決まっています。

クリニックで受ける治療内容にはガイドラインがあって、年齢や検査結果によって大枠の治療内容は決まっています。

その中で自分はこの治療が良いと一応希望を出すことはできますが、場合によっては保険適用外での自費診療になったりとデメリットもあります。

また、不妊治療についての専門的な知識がないと、クリニック側から言われるがまま受け入れるしかありません。(僕は生理の細かな仕組みもよく分からなかったぐらい)

僕たちはクリニック側が定める治療方針にほぼ乗っかる形で治療を始めた夫婦であったことは間違いありません。

クリニックに言われるがまま治療を進めるのは非常に楽です。

何も考えず、単純にやれと言われたことをこなしていくだけですから。

そもそもそれ以外の情報や知識を持ち得ていないので、別の治療をお願いしますということにはならなかったのです。

なにより僕たちは治療をするからには早く結果が欲しかったので、クリニック側の言う通りにすれば結果が伴うと思っていました。

でも今振り返るとガイドライン通りの順番が本当に良いのか途中から疑問を持つようになってきました。

なかなか結果が伴わなかったことと、僕たちの周囲で次々と妊娠報告が上がってきたからです。

もちろん僕たちが行ってきた治療がまったく意味をなさなかったわけではないですし、やらないとわからなかったことも多くあります。

一般的な治療で得るものと失う可能性のあるものを俯瞰して見ながら比較して、総合的に判断していかないと後悔するだろうなと思います。

僕たちが不妊治療を始めたのは31歳で、各種検査から始まり、タイミング療法から具体的な治療をスタートさせました。

この流れはガイドライン通りで、基本的にはどこのクリニックでもこのような案内になると思われます。

「一般的」な流れではなく、自分自身にあったカスタマイズされた治療は、自らの意思によって決めていかなければなりません。

そのためには積極的に情報収集をし、クリニック側と膝を突き合わせて相談(ココ大事!)する必要があります。

クリニックにはカウンセラーの方が大抵いるので、積極的に相談することをおすすめします。(正直、先生は限られた時間の中での診療なので、満足いく相談ができないかもしれません。これはこれで問題なのですが。。)

クリニック側は僕たちなんかより断然「不妊」についての情報を持っています。

暗闇の中をただ単純に先導されるがままの歩行はストレスを伴いますが、一緒に道筋を確認しながらであればストレスは軽減されるはずです。

自らの情報知識をクリニック側にぶつけながら、こちらも不妊治療に対して本気でぶつかっていきましょう!

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