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内向的な性格の人は、なぜ自分に原因があると即座に思ってしまうのか?

内向的なタイプの人は問題が起きたとき、「自分が間違ったのかもしれない」「自分が原因を作ったのかもしれない」という思いが頭をよぎることが多いかと思います。

『ちょっとまずいよこれ!』
Σ(゚Д゚;)アラマッ
おオレか???

こんなとき、私は反射的な速さで自分に目が向きます。おかしく思うほどに。
それゆえ態度も自信なく、弱々しくなりがちでした。今現在でもそういう傾向があり、自分のクセとして気を付けるようにしています。


なぜ自分に原因を求めるのか


内向的な人は深い思考力や洞察力を持っていますが、同時に自己反省や内省的な思考も強い傾向があります。この「内省的」というのが、そうさせるようです。

問題が発生した際に、それこそ即座に自分に原因があると思ってしまう。
例えば、会議で意見が通らなかった場合、内向的な人は「自分が不十分な説明をしたからだ」と思ってしまうかもしれません。
普通に考えて、これは明らかにバランスを欠いた判断ですね。


日本の文化から来ている面もある


1. 和(調和を重んじる)
「和をもって貴しとなす」という価値観。個人がその和を乱すことは避けるべきとされてきました。このため、自分の行動が原因ではないかと考える傾向があるようです。

2. 謙遜
謙虚は美徳とされています。自分をあまり前に出さず、成功や失敗を過度に自己主張しない態度が求められます。「おかげさま」文化。自己を低く見積もることが良識なんですね。

このような背景もあり、自責は称賛されますね。
でも正しい態度か、というとやっぱり正しくない、と思います。


つど考え直さないといけない


正しくは、俯瞰的に考え捉えるべきですよね。

1. 客観的に見る
問題が発生した際、まず客観的に見る。自分以外の要因も考慮しましょう。

2. 他者の視点を考える
他者の視点を考えることで、問題の原因が自分だけにあるわけではないことに気が付きます。

3. 自己肯定を大切にする
自己肯定を大切にすることで、自分を過剰に責めることが減ります。これを意識するんです。間違いがあったとしてもそれを消化し、次に生かします。


外向的な性格の人は、自分以外に原因を求める傾向があるのか


内省的な特性から自責が発生する、ということからすると、外向的な人は内向的なタイプよりバランス思考に長けてるのかもしれません。
内向的とは逆に他責的である、というわけでは全くない。

内省的すぎること、これは内向的なタイプの要注意ポイントということになりそうです。
より正しい視点で見るために必要な態度を身につけること。それはみんなのためにも、そう取り組む必要があるということになると思います。


「弱み」は対策しよう


自分に原因があると即座に思ってしまう。これは不適切。
事実を客観的に見て、他者の視点を考えることで、より正しい視点で見る。自己肯定を大切にして、次の機会に改善するための学びを得る。
それがまわりのみんなのためにもなる。

強みは生かし、弱みは対策する。
そして自分にしかできない素晴らしい貢献をしていきましょう!

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