口下手さんの自分も相手も嬉しい話し方
こんにちは。増穂です。
みんなと話さなければならない…
なんでしょう。この負担感。
ほとんどの場面で会話がイヤです(きっぱり)。
イベントのZoomウェビナー配信のお手伝いで、都心の会場に来ました。見知った方々が多く、それだけ挨拶や雑談の数が多いことになります。
この予定から来ていた圧。重苦しい( ;´Д`)
知り合いから逃げるのは非常に悪印象。明るく挨拶しまくります。そつない会話をいくつも交わし、イベントが始って一段落。
ふう。
内気とか内向的であるとか、人との会話に苦手意識を持っている方は、学校や職場で肩身が狭い思いをしているものと思います。
極端ですが会話は「必要悪」と考えることにしましょう(まわりの人にこんなこと言えませんが)。
そんな割り切りで、コミュニケーションはテクニックでカバー。
うまくこなして、生きにくさを減らしていきましょう。
会話の主導権を相手に託してしまうというやり方
会話が途切れるのが怖い。一生懸命に話題を考えていたりしてましたが、あるとき理解しました。
”自分が話すより相手に話してもらうように仕向けた方がイイ感じだ。場を盛り上げるのは、オレには無理"
相手に気持ちよく喋っていただくことにするなら、自分は話題に乏してくても、みんなが知っていることを自分だけ知らなくても、うわさ話にうとくても大丈夫になります。これって結構大事。無知でもOKなので会話への恐れが減ります。
オープンクエスチョン
これは、相手が自由に答えられる質問の形のことです。
「今日は忙しかった?」と聞くと、「はい」「いいえ」と返されて終わってしまいます。
「今日はどんな一日でしたか?」と聞くと、出来事や感想をたくさんお話してもらえます。そして内容にキャチボールに使えるネタが含まれています。
砂金✨️のイメージです。お宝が混じってるんです。
口下手さんの会話術として
内向的な人は聞き上手。じっくりと物事を考える特性は、相手の話に深く耳を傾けることにも長けていると思います。
何を話そうかと焦って色々考えて消耗してしまうと、せっかくの力を使えません。
5W1Hを意識すると、オープンクエスチョンが簡単に作文できます。お相手や仲間の話の中にあるエピソードや感想などを何かひとつ掴みます。それがお宝。それを興味津々に聞く返事をしていきます。
具体的な質問テクニック
私がよく使う質問の例をご紹介します:
「それ、もっと知りたいです」
「その時、どうでしたか?」
「どうしてそうしたの?」
"説明してくれ!"という形の質問は、相手が思わず多弁になり、さらに話すことが楽しくなる、ステキな問いかけです。
それなりに雑談できれば、どこへ行くにしても誰に会うにしても、重苦しさは相当減ります。
相手や仲間がどんどん喋ってくれるよう、オープンクエスチョンの返事を繰り返していく。
参考になると幸いです。
ちなみに話を終えるにはクローズドクエスチョン。簡素な返事しかできない形にして、テンポを落としていきます。
相手を幸せにする
性分は変わりません。どうも性格は遺伝子に書かれている通りになってしまうらしいですね。変えられない。
変えられるような記事がネットにいっぱいありますが、やめたほうがいい。演技的に陽キャになっても、そっちに矯正されていくことはないでしょう。
私は内向的な性格です。話し方は身につきました。でも陽キャへの変貌はまったくダメでした。
内向的なままでいい。
内向的ゆえの聞き上手になれる特性は、世界のバランスに貢献しています。お話を一生懸命に聞くことは、相手を幸せにしています。
話を聞く人がいないと、話にならないですよね。
私ら口下手人間は、会話で相手を幸せにしましょう。自分は楽しめなくてもね。
人とは繋がれるし、その結果その場に居場所ができますし、相手の好印象も得られるし、メリットや利益もちゃんとあります。何より生きやすくなります。他人のありがたみを感じてます。