見出し画像

口下手さんが、もう少しだけハキハキ話す1つの方法

こんにちは。
増穂は若い頃、大変な口下手人間でした。その話し方は抑揚に欠けた平平坦坦とした感じでした。

今はどうかと言いますと、ハキハキと喋れますし、人と話すときのクセになっています。

ボイトレとか色々取り組み方はあるのだと思いますが、自身の経験から効き目のあった方法を一つご紹介しようと思います。


自分の感情を乗せて話す


相手の話や自分が語る内容に生じる感情を言葉に乗せる。これです!

昔は「声が少し小さいね」と指摘されてました。中学生のとき「お前と話ししててもつまらない」、大学生のとき「お前の話にはイライラさせられる」と言われました。ひどくないてすか。そんなこと人に言うなんて。

でも、確かにつまらないんだろうなと。それは他の口下手さんの話し方を見ていて、自分もちょっぴりそう思うからです。
ここでの「話し方」とは、もちろん内容ではなく、姿勢といったものです。

言葉に感情を込めよ


社内の発表会に演者として参加したとき、これを話者のポイントの一つとして教わりました。

東日本大震災で輪番停電という措置が取られました。このときのICTシステム対応を題材に発表したんです。

結果は一位。なんで選ばれたのか・・・

表現力があったとの講評。"えーっと"とか、"あのー"とか、言ってしまっていたのにも関わらず。

二位の方は不満気な様子。審査基準どおりなら一位になれないはずですから。

言葉そのものは一部分にすぎない


輪番停電では町全体が停電してました。その夜景は幻想的で心奪われました。もう見ることはないでしょう。

一週間に何度か停電するので、そのスケジュールに合わせてシステムを止めて動かし、都度アナウンスしたり、動作確認したり・・・
こんな大変なことなかなかないです。

それを皆さんに言葉で伝えたつもりでしたが、熱や思いや感情がその言葉乗りに、心を動かしたようです。

ノンバーバルコミュニケーションができていたのだと思います。劇的な出来事だったので、話に感情が宿った。こんな自分でも思いが多く出たのだと思います。

感情を乗せて話せば、それなりに抑揚やハリが出ます。そんな部分が大いに人の心を動かしています。


具体的なポイント

  1. 相手の話しをよく聞く
    相手の話している内容をしっかり聞かないと、自分ごと化できず共感できません。感情が湧かないので、とにかく一生懸命に聞きましょう。
     

  2. 自分の感情を意識する
    感じる感情を声に乗せます。感嘆、感心、納得感など、感じた感情を意識して話します。ちょっとだけでも乗せていけば、ゆっくりと話す人、声の小さい人、訥々と話す人でも少しハキハキしてくると思います。


話し相手が無意識に求めていること


人が話をするとき、相手が同意や同調してくれることを望んでいるのだと思います。なのでキャッチボールの中で、相手からの感情の籠もった反応があると嬉しいのだと思います。同意を感じられる反応が欲しいんです。

そういう側面もあるように思います。だから反応が薄いとつまらないですし、抑揚に欠ける平々坦々とした返事は、がっかりさせてしまいます。


少しずつ試して納得すれば、できるようになっていく


ちょっとだけ感情を乗せる。それが良いと思います。つられて表情も作られますから、相手からのあなたの見え方が温かいものになります。人間味というものでしょうか。不信感が減って好意的になり、あなたに好感を持ちます。

ノンバーバルコミュニケーションには、体の動き・ジェスチャーや表情や身振り手振りとか色々な要素がありますが、そんなにあれこれできません。それは後回しにしましょう。私もそんなすごい話術を自分に求めてません。



前に笑顔顔のことを書きましたが、笑声(えごえ)という言葉もあるそうです。接客スキルのひとつなんだそうです。プラスの感情が乗ったとき、笑声になっているのでしょう。

悲しい話もあるでしよう。思いやる感情になるでしょうから、その感情を乗せて言葉を話す。相手は寄り添ってくれるように感じると思います。

キモは共感でしょうか。イメージから生じた感情を乗せて話す。
少しずつ人との関わりが、温かいものになっていきますよ。

いいなと思ったら応援しよう!