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7月勉強会レポート:貧困の連鎖から愛情の循環へ

みなさん、こんにちは。STORIAです。
先日のグラミンさんとのイベント後、月に一度のSTORIA勉強会を7/27土曜に開催しました!(グラミンさんとのイベントレポートは下の記事よりどうぞ)

STORIAの勉強会では、実際の出来事を元にしたケースを読み、なぜ貧困の連鎖が起こるのか?どうしたら愛情の循環となるのか?を参加者同士で話し合います。

先日のイベントに引き続き、下平さんが勉強会にも参加してくださいました。
少人数での勉強会だったため、かなり深いお話ができ、これはぜひみなさんにもシェアしたく、今回は勉強会の様子をレポートとしてお伝えします。


Q:前回のイベントに参加していかがでしたか?
下平さん:まず、STORIAの説明資料を聞き、日本の貧困に関する数字を見て衝撃を受けました。(7人に1人が相対的貧困)
イベント後にも自分で貧困について調べてみました。すると、調べるほどに社会的問題なのだとわかり、さらにいろんな問題の根源なのかもしれないと思い始めました。
でも私自身が実際に貧困を目にしているわけではないので、本当に目の当たりにすると想像以上にどろどろしているのかもしれませんよね。イベントに参加するまでは分からなかった世界でもあり、正直そこに対して怖さもあります。
もしかしたら、イベントで読んださきちゃんのケースはまだ良いほうなのかもしれず、心身ともに苦しむ子はもっといるのかもと感じています。

Q:イベントになぜ参加してくださったのでしょう?
下平さん:もともと私の保険の仕事に通じるのでは?と思っていました。
たとえば、あしなが育英会は経済的困窮にいる方々を救う目的でできたんです。
ガンで親を亡くした子供たちの作文を集めた本を読み、この子たちはどんな思いで大人になるのだろうかと考えていました。
親御さんが長期入院したり亡くなったあと、残された家族や子供も暮らすのが大変なんです。
家族を亡くした喪失感と経済的な辛さの両面を支えるのが保険だと思っています。
でも、子供が辛い思いをするのは親がガンで亡くなるだけではなく、親の離婚などもありますよね。
自分の仕事である保険で助けられるのは、ほんの一部だけなのかもと思い、イベントに参加しました。

下平さんのおっしゃるとおり、STORIAでは精神的な部分のケアを重視しています。
自己肯定感、カウンセリングが大切であり、子どもたちには「いつもそばにいるよ」という寄り添いのケアを心がけています。

このように書くと、貧困という事実は衝撃的に見えるかもしれませんが、その子供たちやお母さんたちは実は普通に見えるのです。
外から見ると普通だからこそ、貧困は見えにくく、アンテナを立てないと気づかないものです。


勉強会では実際にケースを読んだ後、参加者同士で「貧困から抜け出す・抜け出せないという道を分けるのはなにか?」を話し合います。
今回の勉強会では、それぞれの実体験に基づくお話を聞く事ができました。

下平さん:愛をくれる祖父母がいたから、たとえ罵声を浴びせる父がいたとしても道を踏み外さなかったのかもと思います。

これは私自身を振り返ってみてもそうかもしれないと感じました。
小さかったときに父や兄が愛してくれてたのは当たり前すぎて気づく事もなく、
改めて大人になってからこうした問いを投げられて、その愛を知る事ができたように思います。

STORIA代表でもある佐々木さんも、自らの体験をシェアしてくれました。
佐々木さん:小さいころから病気の母親の面倒をみる側にいましたが、正直寂しかったです。
愛されたいという思いが強くて、早めに結婚し子供もできましたが、かわいいけどどうしたらよいのかわかりませんでした。
それでも子供と正面から向き合うと少しづつ変わってきてくれたんです。そこで人を愛することの喜びを知りました。
だから、私は子供たちを愛したくて愛したくてしょうがないんです。

みなさんのお話からあったように、人を愛することが貧困から救うための一歩なのではないでしょうか。
人の可能性を信じ、その人の良さを生かす。これがSTORIAでの基本的な考えとなっています。

今回の勉強会では参加していただいたみなさんのお話を深く聞くこともでき、改めて自分たちが愛情の循環のためにできることを自分ごととして考える機会となりました。

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#STORIA #STORIA仙台 #グラミン日本

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