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吉本興業に対して松本人志氏の性暴力問題の第三者調査委員会設置を求める署名について。
私は性暴力を無くしたいと考える一市井の中年男性ですが、4,5年前までは10年以上匿名ではありますが、主にYahooニュース、mikle・古くはgree・mixi等の掲示板など性暴力関連の色々なニュースにコメントをしておりました。
11/8に吉本興業所属の松本人志氏が性暴力被害を受けたとする記事を載せた文芸春秋社と編集長を相手に5億以上の損害賠償を求めていた裁判において取り下げが発表されたましたが、それを受けて私は11月17日に表題の署名を立ち上げました。本noteでは署名を立ち上げた経緯と要望内容に関して説明させていただきます。
■署名を立ち上げた経緯
7年前ほど前にYahooニュースで報道された性暴力事件があったのですが、そのコメントの中で「〇〇さんも助けて」というコメントを見たことがあります。1度ならず2度。その件気にはなりましたが、僕は放置しました。そうしたらどうもその〇〇さんは松本氏からではありませんが、別の吉本興業の芸人さんから性暴力加害を受けてSNSか何かで一人で戦っておられたようです。そのことがわかったのはその後に当時はtwitterでしたが、Xで同じ名前の方が裁判になっているのを見たからです。僕は最初に放置したことを後悔しました。実は一度リアルで活動しようとしたことがあり、某被害者支援団体の方とトラブルになったことがあります。今も完全には解決してはいないのですが、僕がもっと早く自分のトラブルを解決していたら支援団体につなぐ等なにかできることがあったのではないかという思いが強くあります。また、この件以外にもまだ吉本興業の松本人志氏以外の性暴力疑惑は3件聞き及んでいます。
中には他の被害は別と考える方や、文春告発女性のことを考えて騒動を終結させたほうがよいと考える方もいらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。松本氏の件も文春に告発した女性だけの問題ではないことが報道や松本の裁判での主張や著書などから考えられますし、後者に関しては僕も本当に悩みました。ですが、これを機会に膿を出し切る必要があると考えます。そっとしておいてほしい被害者もいるのはわかっていますが、有識者が中心となる委員会では無理やり聞き取ろうとするなどの問題は回避できるものと思います。(そういう意味でも通報窓口の設置を要望しています。
■要望書とする内容
以下の内容を要望書として添付するとしています。
吉本興業として、危機管理専門家や弁護士のみの委員会ではなく外部の性暴力に対応できる有識者(精神科医/弁護士等)を中心とした第三者調査委員会を設置し、被害の検証並びに実態調査を行うこと。
性暴力被害を訴えるためには長期の時間が必要な場合が多い被害の特殊性に鑑み、専門的教育を受けた相談員を配置した性暴力通報窓口を設置すること。
コンプライアンス研修の一環として上記有識者による性暴力に対する研修を定期的に実施すること。
調査終了後は速やかに、被害者のプライバシーに配慮したうえで結果を公表し、謝罪を行うこと。加害者に対し適切な処分を行うこと。
要望する理由
について
11/8松本氏側の代理人弁護士のコメントで「強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。」なんてのがあるんですが、性暴力裁判というのは強制性の有無を示す物的証拠なんてものは無いのが当たり前のことで、間接証拠で証明していくのが主流だと思います。
一口に証拠といっても、直接に示す物的証拠・直接に示す供述証拠・間接的に示す物的証拠・間接的に示す供述証拠とあるわけですが取り下げまでの訴訟では太字にした3つは否定できていません。にも拘わらずこのコメントはおかしいと思います。要するに性加害の有無は何もわからない=文春報道直後に戻っただけで、重大な人権侵害で性暴力加害についてうやむやのままですませていいのですか? よくないはずです。ですから調査が必要です。コメントのおかしさからうがった見方でしょうがなかったことにしようとしてる気がしてなりません。
また、吉本興業においても危機管理専門家や外部の弁護士等で調査を行うみたいなことはいっていますが、性暴力加害について理解できている人間なのかわかりません。性暴力加害の調査というものは性暴力に対応してきた精神科医・臨床心理士・弁護士等が中心になって行うべきものであると考えます。について
松本氏が疑われている加害はエントラップメント型性暴力の典型と言えるものです。上下関係型性暴力と言いかえるとわかりやすいでしょうか。こちらに解説があるように自分の受けた行為が性暴力被害と認識できるには支援が必要だったり長期に及ぶこともあります。また、芸能界は先輩・後輩の関係が厳しいです。体育会系なみそれ以上です。エントラップメント性暴力が起きやすい環境と言えるでしょう。松本氏以外の加害者がいる可能性は十分にあります。松本氏関係の検証だけでなく、通報窓口が必要です。について
日本の性暴力の実態は一般にはほとんど知られていないため、性暴力被害者とはこういうものだというステレオタイプを持っています。それは時として重大なセカンドレイプの原因となります。そういうことを防ぐための研修が必要と考えます。
最後に
要望書の内容に関してのご意見やご質問は随時xのdmもしくはマシュマロにて随時受け付けています。
みなさんのお声は責任をもって届けます。よろしく」ご賛同のほど切にお願いいたします。
署名サイトはこちら