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その震えは日常生活に影響してますか
こんにちは、ハムのりです。
本態性振戦による「震え」がどの程度日常生活に影響してるのか、を共有したいと思います。
このnoteで言いたいことは
①震えが日常に大きく影響してる人がいる。
②震えが日常気にならない人がいる。
③両者ともに悩むポイントがある。
ちなみに私の履歴には「本態性振戦」「手の震え」の検索ワードで引っ掛けた動画がたくさん残っています。
多くの動画は震えが強く、「震え」を超えて「揺れ」であることも多いです。そうなると日常生活がままなりません。
実は私の母がそうなんです
ハムのりの周りには震えてる人がいます。最も身近な人は私の母です。
母は片手でコップの水を飲むことはできません。震えてこぼれてしまうからです。常に上司からビールを注いでもらったかのように、かしこまった飲み方です。
お箸で食事することも困難で、スプーンやフォークを好みます。そうすると皿に当たるたびカチャカチャ音が鳴ります。そう、高級レストランではご法度な行為になっちゃうんです。
料理もしますが、包丁使うシーンはもはやTikTokでバズりそうな一幕です。みじん切りでは大きく揺れる腕から振り下ろされる刃が何故か正確に玉ねぎをとらえます。手の震え、という状況を超えてますね。
サインするのも一苦労。特に欄があると、もうダメなんですね。文字が必ずはみ出ちゃうんです。
そうなると彼女の行動範囲はこのようになります。
①自分をよく知ってる人(家族やしょっちゅう会う友人)としか食事をしない。
②サインは夫や子供に頼む。
加齢によっても症状が進むようで、最近の母の腕の動きはとても大きいです。そのため、しばらく会っていない友人とは恥ずかしくて一緒にご飯に行けないのだそうです。
サインはおろか、ハンコを押すのも難しいので宅急便の受け取りは全て父です。
では私はどうだったのか。
日常生活には全く影響していなかった私の症状
私の仕事の同僚で私の手の震えに気づいている人は多くありません。
その理由は二つあります。
①震えはかなり細かいから
②利き手ではなかったから
そのため、私自身が自分に病的な震えがあると自覚するまで相当な時間を要しました。
コップを持って揺れるわけではない。
お箸も使えるし、料理も好き。
人と外食するのが楽しみで仕事していた時期もありましたよ。
でもよく考えたら、ほとんど右でこなしてましたよね。
ワイングラスは右で持ちました。左で持つときは手のひら全体でグラスを包み込み、決して脚をつまむことはなかったですね。
感覚的に「震える」と思っていたからです。
だけど、そんなレアなこと別に気にしなくたっていいじゃないですか。実際、全く気にしてませんでした。
仕事の時はやっぱり気になった
仕事は職人です。
細かい作業では左手も使わなくてはいけませんでしたので、やはり震えることは自覚していました。
それでも工夫すれば何とかなったんです。どこかに手や腕を固定する、というのは典型的な工夫です。
だから私はこのままこの「震え」とうまく付き合っていけばいいはずだ、と思ってました。まさか私が、リスクをとって震えを治す、なんて発想には至らなかったんです。
そもそも震えやすいのは自覚していたのに工夫で何とかなると思っていたから生業として職人を選んでしまっていたのです。
でもそんな私は脳を”茹でる”というリスクを取ることになるとは。
まとめ
日常的に困っている震えを持ってる人がいます。それを隠そうとするために活動範囲を自分で狭めがちです。それが長年経つと日常になってしまいます。
日常的に困ってない震えを持ってる人がいます。時々困るんですが、周囲や自分すらゴマかしきれる自信があります。そのため生活のほとんどを気にせず過ごせています。
ですが、その裏腹に気づかないリスクをとっていることがあります。
例えば私のように、「職人」という道を選んでしまっていることです。私自身、もし自分が病的な震えなんだと知っていたら同じ道を選ばなかったとさえ思うことがあります。
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