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理由④危険のサインに気付けない

前回、海外転職にはまずストッパーが存在せず、
情報源もほぼエージェントのみに偏ってしまうことから、
冷静な判断ができないとお伝えいたしました。

で、その実例がまさに僕自身です。


最初にも書きましたが、
僕を含め海外に行こうとしている人は、一度そう決めたら
海外の良い面しか見ようとしません。

「自分の決断は絶対に正しいモード」に突入してしまい、
例えネガティブな意見が耳に入っても、
全て「海外に行く自分を正当化」する方向に
捉えようとしてしまいます。

完全に魔法にかかっている状態です。
なので、普通ならおかしいと思うことに気づけなくなっています。

その例として、今回は「当時どこか違和感を感じていたが、
危険のサインとまで気づけなかった」ことをお伝えしたいと思います。


1.なぜ簡単に業界を変えることが出来たのか?


僕はベトナム行く際に2社様から内定を頂いていましたが、
いずれも前職とは別の業界でした。

今回国内就職をする際にはっと気づきましたが、
普通35歳を超えて業界を変える・未経験の業界に行くことは
そう簡単にはできません。

当時はエージェントの方に「そこが海外転職のダイナミックなところです」と言われ、「そうなのか!」としか思ってませんでした。

更に、1社様は面接も1回で内定を頂き、
日本の筆記試験があって、数回の面接を経て内定をもらう仕組みと比べると
「こんなにすんなりいくんだ。。」と思ったことを覚えています。


2.なぜ一回も筆記試験も性格診断もなかったのか?


1と同じく、日本での就職活動との違いになりますが、
日本では中途採用の場合でも、多くの場合新卒同様
WEB筆記試験(SPI等)や性格診断があります。
(勿論ない場合もありますが)

それに対し、海外就職の際はどちらも一回もありませんでした。


まとめ:1・2から言えること


現地採用での海外転職は少なくとも日本での転職に比べ

「入社試験のハードルが低い = 入りやすい」


と言えると思います。

ただし、会社の場合の「入りやすい」は良いとは思えません。

「歳がいってても業界が簡単に変えられ、かつ、
筆記試験はなく、面接も1回で内定がでることがある」


という事実を抜き出すと、どこか違和感を感じざるを得ません。
(当時は自分が選ばれし者のような気がしてしまい、
その嬉しさで気づけませんでした)


簡単に入れる組織には必ず裏があります。
次回「なぜ現地採用は入社しやすいのか」をご説明いたします。

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