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現地採用の帰国後の就職活動について


大変お久しぶりです。今回は、私が日本に帰国してから
「どのように就職活動を行っていたか」を共有させて頂きます。

今は幸いにも職に就き働けておりますのが、
コメント頂きました通り、やはり
「日本へ帰って来てから就職面で苦労されている
現地採用の方も多いのでは」
と感じましたので、
自分の経験が少しでも同じ境遇の方々の
ご参考になればと思います。


ただやはり、一括りで「現地採用」と言っても、
年齢・そこまでのキャリアも人それぞれですので、今回の内容は
「35歳を超えた男性が、東南アジア現地採用を
半年で辞めて日本に帰り、無職から就職活動する場合」という
ワーストケース崖っぷち就職活動としてご参考頂ければと思います。


それでは、そんな私が帰国後の転職活動において
大事だと思ったことをお伝えいたします。


①求人数の多い、業界最大手の人材エージェントに登録する


具体的には、

・リクルートエージェント様
・DODA様

に登録していました。
特にリクルートエージェント様は、海外でも面談含め対応可能
ですので、現地採用にとって非常に助かるエージェントと思います。
私は帰国の1か月前くらいにベトナムで登録をしました。
※以前記事で触れましたが、法律の問題で海外居住者に対して
サービスを提供できないエージェント様も多くいらっしゃいます。

上の2社以外にも登録をしようとしましたが、
この2社ほど大手でないエージェント様の場合、
私の年齢かつ前職を半年で辞めているような経歴では、
履歴書・職務経歴書を出して登録しようとしても、すぐに
「申し訳ございませんがお力になれません」メールが来ます。

マイナビエージェント様も大手ですが、比較的若手の方向け
ですので、私は恐らく年齢面の関係もあって上のメールが来ました。


「エージェントに登録すらできない」
これはめちゃくちゃメンタルに来ました。
まずは最大手の2社様への登録をお勧め致します。


②躊躇せずにどんどんエントリーする


これは恐らくすべての担当キャリアアドバイザーにも
言われることで、求職者側としては
「いや、確かに困ってるけど本当にどこでもいいわけ
じゃないんだけどな…」と感じると思いますが、
実際、躊躇せずエントリーしまくった方がいいと思います。

簡単に言うと、どれかは当たるかもしれないから
とにかく打ちまくれということです。
自分の書類通過率が10%だとしたら、
計算上は10社で1社通過、20社で2社通過になります。
複数社の面接にいくためには、エントリーしまくる
しか方法はありません。

結果エントリーしたことすら覚えていない会社から
不合格通知がたくさん来ましたが(笑)
もし選考が進めば自信もつきますし、内定のカードを
持っていることによって心の余裕が出て、
希望の会社との交渉がうまくいく場合もあるかと思います。
また、おかしな話ですが、最初はあまり興味がなくても
選考が進むと、勝手にその会社が好きになってきます。


とにかく「今の自分が会社を選べる立場ではない」
ということをしっかり自覚しましょう。
無職からの就活はそれくらいの危機感が必要です。


③失敗を素直に認める


就職活動の際、ベトナム現地採用を半年で辞めたことを
決して「他責」にはしないように気をつけました。
(実際自責ですし)


私の場合、業務内容が入社前の通知内容と実際異なっていた
ことは事実としてありましたが、それでも自身の「調査不足」という、100%自分のミスとして面接の場では説明しました。


テクニックとは到底呼べませんが、早期退職の理由を
理解して頂くために、「これは完全に私の調査不足ですが」
という前置きを置いてから話すようにし、
面接官の方に少しでもご納得頂けるような話の組み立て方を考えました。


④自分の最も長くいた業界に戻るのが戦略的にはおすすめ


私の場合、ベトナムに行った際に異業種へ移りましたが、
帰国後は前職の業界に戻ることをまず考えました。

理由としては、

・前職の業界が長かったため、比較的履歴書が通りやすいと思ったこと
・自分の気持ちとしても、いい歳で業界を変えたことで
かなり負荷がかかっていた自覚があったので、
「やはり自分の経験が通用する前の業界に戻りたい」と思ったこと

の2点となります。

早く職を得るためには、自分の経験の長い業界に戻るのが
戦略的にも良いと思います。
自分の場合、面接の際は「海外で働くために業界を変える必要が
あったが、日本に戻った際、やはり自分がこの業界が好きで
従事したいと思った」というストーリーで説明しました。


あくまでも私個人の経験に基づくアドバイスですが、とにかく、
まずは日本での生活を再び軌道に乗せるための最善の手を選びましょう。


⑤前広にSPI等の筆記対策をしておく


中途採用かつ私のようないい歳のおじさんでも、
SPIが選考にある会社は全然ありますので、
早めに準備をするに越したことはありません。
(GABとか玉手箱の場合もあります)


ただやはり一番時間がかかるのは
履歴書・職務経歴書の更新、面接対策と
それらのブラッシュアップ
なので、
一番大事なところに時間をかけるためにも、
海外いる時からSPI対策アプリなどをダウンロードして、
前広に準備を進めるのがベストです。
私の場合、日本に帰ってから慌てて対策本を買いましたので、
これはもっと前から準備できればよかったと思っています。


これらの筆記試験の選考に占める重要度の割合は
面接程大きくはないと思いますが、
書類通過 → 一次面接 → 筆記試験 → 最終面接
というパターンも何回かありましたので、
(筆記試験で落ちたら、かなりもったいないパターン)

その時に備え、空き時間等を使って
早めに準備をしておいたほうが良いです。


以上、帰国後の転職活動において大事だと思ったこと5点でした。


~ 補足 ~


●書類選考通過率は正味10%くらいでした。
(書類選考で落ちまくりました)

●逆に書類選考を通過したら、自分に結構興味を持ってくれている
と思っていいと思います。
(自身の不利な経歴を加味しても、書類が通過しているので)


●現地採用での経験は特にアピールしてません(するほど経験もない)。
前職の業界をメインに受けていたため、主に前職での経験をアピールしました。


●現地採用と駐在員の違いをよく分かっていない面接官もいます
(そういう時は駐在員の顔をしてしゃべりましょう(笑))


●希望年収は日本での前職と同じを希望、それ以下でも可としました。
年収面がネックで不採用(=キープ無職)になるのはバカバカしいと
当時は強く思っていたので、年収面では決して強気に出ませんでした。
(記事でも書きましたが、無職が年収面で強気に出るのは
おかしいと思いますし)。


何かしらご参考になりましたら幸いです。



それでは、ごちゃごちゃ言ってきましたが、一番大切なことを書きます。


働きたい、という強い意思を持って謙虚に活動し続ければ、
必ず道は開けます。



こんな僕でも、何とか就職して、社会に復帰できました。

今も新しい会社に慣れるのに大変で、正直逃げ出したいですが、
無職よりよっぽどマシです。

ここが踏ん張りどころなんです。



僕も、荒れ地になった人生をもう一回一から耕している途中です。
(「ここが踏ん張りどころ」は、自分への言葉でもあります。)


現地採用で無職になってから就職活動をしている皆様
のご健闘を、心から、心からお祈り申し上げます。

それではまた!

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