jan jelinek と oval と thomas brinkmann
jan jelinek は電子音楽の中ではいちばん聴いたかもしれない。まったり聴けるのに音の粒子はむちゃくちゃソリッドで、細かくぷちぷちした感じが小気味良い。作り込まれていながらストイックな楽曲は、いかにもドイツ人っぽい。
もう20年前のものなのに、そんなに古く感じないなあ。微妙に作風が変わってからはあまり聴かなくなったけど、このアルバムは今でも個人的に金字塔。
あとoval。そういやこの人もドイツ人だ。彼も粒子的な音が特徴的で、雨だれのような電子音がとても気持ちいい。このアルバムはそんな側面が顕著に現れている。本人のキャラクターも個性的で、なんだか風貌が音響学とか学んでいるオタク大学院生みたいでかっこいい。この人も最近は作風が微妙に変化しているけど、もう腹を決めて粒子路線で徹底的に突き詰めてほしい感じ。
このへんの人たちはたぶんクリック、グリッチというのに分類されるんだろうか。あと、thomas brinkmann もよく聴いてたけど、なぜかこの人はアルバムとかになるといまいちになっちゃうので、 CDで購入したごく限られた曲ばかり聴いてた。このYouTubeのやつとか。あっ、この人もドイツ人ですね…