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前世時代。琉球祝女(ノロ)の記憶。

今日、また久高島(ヒサタカ)にいる夢を見た。
初めて白装束の女性達が夢にあらわれたのは今から約6年前のこと。

石垣の前で優しく微笑む4、5人の女性たち。
頭には、白い鉢巻と短冊のような珍しい装飾をつけていたのが印象的だった。

後にそれが久高島に生息するイザイ花ということが分かった。私はその女性達を見て、
(ここにいたんだねぇ。)
と安心するような懐かしい気持ちでいた。

ヒサタカとは沖縄の祖先神アマミキヨが降り立ち、五穀の種を蒔いたという。琉球王朝時代太陽神信仰にかかわる島として神聖視され、国家的な信仰の対象になった。古代祭祀も伝承され「神の島」ともいわれる。

ヒサタカに600年前から伝わる(イザイホー)と呼ばれる儀式の動画を見返した。

沖縄の信仰、国や村の祭りを執り行う公的巫女シャーマン「ノロ」、それに対して人々の日常生活を助ける民間巫女「ユタ」。姉妹が兄弟を守る特殊な霊力、「オナリ神」。
セジ(霊力)を受け継ぐ祭り、それが「神の島」久高島で午年の12年に一度しか行われない奇祭、イザイホーと呼ばれる神事。


違う日に見た夢では、

ヒサタカ島内のヤグルガーと呼ばれる場所で、
白装束姿の母(過去世ではおばぁ)と黄金色に輝く朝日を幸せな気持ちで眺めていた。

身を清める場所ヤグルガー

ヤグルガーとは神事を行う前に女性たちが身を清めた場所と言い伝えられている。
夢の中で見たその場所は、現在のコンクリート状の階段ではなく山の斜面だった。
沖縄在住時、沖縄生まれではない私が7つの御嶽の土地と、八大竜王が鎮座する場所、その土地にいる地霊の姿を、夢の中ではあるがみせられていた。

知念城を訪れた際に、
その土地に縛られていた古代ノロの御魂に憑依されたことがあった。(夢の中で「嬉し」とそのノロが話していた。)まだ魂の上げ方を知らなかった私は、八大竜王にその御魂を上げて貰ったことがあった。
思い返せば何度も神仏に助けられている。家族も。



私が知らない場所の映像を、当時はよく夢でみせられていた。読谷村の隠し墓もそうだった。夢の中で香炉と(門中)と記された石碑と、年号が記された数字があらわれ、最終的に第一尚氏時代の歴史を追った。


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