ガムごっくんの話
ここで言うガムごっくんとはそのままの意味のガムを飲み込む行為のことである。
このガムごっくん、実はよくしてしまう行為で電車のホーム、信号待ち等で願掛け的な感じでしてしまう。
「この信号が変わる前にガムをのみ込めたらあの電車に間に合う。」
「あの電車が停車するまでにのみ込めたら街中で会いたい人に偶然会える。」
「この建物に入る前にのみ込めたら欲しいものが売り切れてないかも。」
なんてガムなんてのみ込まなくても最終的には変わらないようなことを願ってよくのみ込んでいる。
結果はまちまちで、たまーーに叶うことがあるからガム様様だ。あと本当に叶ってほしい、叶わないことを願っておくと「ほらガム程度じゃ何も変わらないじゃん」って余計な幸せな心配をとっぱらってくれるので、邪念避け保険としてやっておくと吉。な気がする。
ガム以外にも色々な願掛けをしていて、左足から横断歩道を渡れたらいい事がある、目を瞑ってあの曲がり角を曲がれたら怖い夢見ないで眠れるなど、22歳になってもこんなことをしている。でも何も無いより楽しいでしょ。いい事あるかもだし。大人だけど願掛け楽しんでる人はこっそり教えてください私もしたいから。
ガムなんかに私の人生左右されるもんかって気持ちもありつつ、今日もガムをごっくんする。