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ストイカのオンライン有料サロンを始めます

10月に創刊した季刊オピニオン誌「ストイカ」(非売品)は、単に定期刊行のマガジンだけでなく、もっと多様なチャネルを持ちたいと考えています。そこで紙媒体とは別に、阿部重夫個人のオンライン有料サロン「ストイカ・プレミアクラブ」を並行して始めることにしました。11月15日から申し込みを開始、12月から正式スタートします。

理由は「ストイカ」を既存マスメディアのような一方通行のモデルでなく、購読者(audience)またはファンとの双方向モデルにしたいからです。言いたいこと、訴えたいこと、さらに暴露したいことがあるのは、ジャーナリストに限りません。書く特権にあぐらをかくだけの孤軍奮闘では、いずれフェイクニュースの洪水に呑みこまれます。

そこで逆手をとってFacebookの機能を使い、「ストイカ」のコアとなるプラットフォームを形成することを考えました。目的はただ一つ。戦後の経済・社会・政治のあらゆる前提が崩れていくなかで、想定外の危機に備えて「プランB」を用意するディスカッションの場を設けることです。そこでの議論を踏まえて「ストイカ」でこれまでにない政策や戦略を訴えたい。

このサロンは、いわば「ストイカ」の拡大編集会議とも言えます。ディープな情報だけでなく、玉石混交のデータを精査し、目先だけでなく中長期的に最適な代案が何かを、サロンのコアメンバーで模索し、思いがけない切り口、「アルキメデスの支点」を探りあてようとするものです。

例えば、諧謔の達人ニーチェにこんな警句があります。「人間が神のヘマの産物だって? 神こそ人間のヘマでは?」。さて、「笑点」なら春風亭昇太に座布団を何枚もらえるか。これだけで千万言費やすより一発で逆転の発想がわかる。先入観やイデオロギーに囚われた「無知」も、プランBを持たない言論の「無責任」も、容れる余地はありません。

そのスクリーニングの装置として、いいニュース、ダメなニュースを幅広く格付けし、その根拠や寸評をつけながら、輪を広げてランキングを公表する「ニュース格付け」の構想を整えていきたいと考えています。

サロンはファンディング(資金調達)も兼ねています。どこにも尻尾を振らず、また現状に安住しないメディアをつくるには、どうしても「一口馬主」が必要です。われこそは「ストイカ」の一口馬主たらんと思い、その余裕があって、かつFacebookのアカウントをお持ちの方はぜひどうぞ。そこまではまだ難しいという方には、編集委員の間宮淳氏とともに開いたFacebookの公開グループ「新オピニオンメディア「∑toica」」(無料)があり、また将来の雑誌「ストイカ」の有料購読という選択肢があります。

サロンのお申し込みの詳細は以下のURLをご覧ください。
https://yakan-hiko.com/meeting/abe/top.html

*「ストイカ」創刊号は、おかげさまで残部が僅少になりました。今のうちぜひ手にとりたい、とお思いのかたは急いでご登録ください。ご登録はhttps://note.mu/stoica_0110/n/n60fce266091f
の記入要領に従い、メールかFAXでお願い致します。あいにく抽選に漏れた方には、1月刊行予定の第2号の無料郵送をもって代えさせていただきます。なお、雑誌有料化の時期は未定、機が熟しましたらお知らせ致します。

                ∑toica 発行人兼編集人    阿部重夫

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