ネガティブなストックについて
ふりかえりを習慣化するアプリStockrをご存知ない方へ、タイトルにある「ストック」をご説明しますと、日々の気づきや経験からの学びを文字で記録したものを示します。
Stockrは、このストックを日々蓄積し、毎日3件ずつランダムにピックアップされる再発見という機能で、時間をおいて確認し再度考えたり客観視したりする機会をつくることで、ふりかえりの思考の質を上げ、習慣化を促すアプリです。
さてタイトルにもある「ネガティブなストック」は、Stockrのユーザーインタビューなどでよく耳にすることから、改めて考えてみようと思いました。
ユーザーさんからお聞きすることは以下のようなことです。
この内容、イケナイでしょうか?それともアリでしょうか?
現実にはユーザーさんそれぞれの使い方でOK🙆 ではあるのですが、Stockrチームがどう使ってほしいかという視点で考えていきます。
ネガティブストックも、まずはアリ
早速結論から言ってしまいました。
ストックに書く内容に理想的な内容や、「こうしてほしい」があるかというと、そこはやはり自由に・なんでも書いていただきたい。
ストックの一番大事なポイントは「言葉にする(書く)こと」そして「継続すること」です。
でも、ただのグチから1歩進めてみてほしい
なぜ「言葉(書く)」が大事かというと、そこから思考が始められるからです。Stockrは思考を深めるアプリなのです。
悩みやグチは感情なので、書いて吐き出したらスッキリはします。
Stockrを使う目的が、モヤモヤを吐き出してスッキリすることならそれでもいいかもしれません。
でもStockrは、できればそんなモヤモヤした経験も学びや成長の糧にしていただきたい。そのための役に立ちたいと思っています。
ネガティブな気持ちを書いたら、その日でも、翌日、3日後、1週間後でもいいので、自分で読み返して、自分への問いかけをしてみてください。
問いを考えながら気づいたことがあればストックに追記してみてくださいね。
最後には、学びへ
Stockrの機能「再発見」は、過去の自分の思考をリマインドして、思考の深掘りの機会を提供しています。
ポジティブで良い内容が書いてあれば、自己肯定感が上がったり、新しい気づきや成長実感を得ることもできます。
ネガティブな内容からも、自己理解を深めたり、学んだことやこれから身につけたいことを発見することもあるでしょう。
でも例えば「今日、上司に注意されたことがすごいムカついた。もう辞めたい」
この感情の断片を1ヶ月後に見て、1ヶ月後の自分は何かを得られるでしょうか。詳細は忘れたけど嫌な気持ちが再燃した、などあまり嬉しくないものを受け取るだけかもしれません。
Stockrには感情ではなく、思考を記録することを意識してみましょう。
感情から思考にうつると、ある程度は冷静になれます。
上の例もポジティブなストックではありませんが、後から見直したときには自分自身に客観的なアドバイスができるくらいの情報量になっています。
より良い自分になるためのパートナー
もう一度結論を整理すると、ネガティブなストックはOKですが、感情だけでなく感情を起点に自己理解につながる思考を合わせて書くのをおすすめします。
またネガティブな内容に限らず、意識が上がるような誰かの言葉や、書籍からの引用文なども、誰かの言葉や文章だけでなく、そこから自分が思ったこと、考えたことを追記することもぜひ。
Stockrは、成長したい人のパートナーでありたいと思っています。
経験から気づきを蓄積し、学び、次の新しい学びに踏み出す、このサイクルが成長となります。
サイクルの質を上げるために、経験を言葉にして書くことで、思考を深め、より多くの気づきや学びを得る、そのプロセスをStockrはサポートします。
Stockrユーザー様限定の「ふりかえりコミュニティ」を運営しています。
学びや成長のための活動のモチベーションに、プラスになるような繋がりをつくりたいと思っています。
お気軽にご参加ください!