辞書の必要性
大学入学共通テストのニュースを見て、もうそんな季節なのねと感慨深くなる今日この頃。いまだ「センター試験」と思わず言ってしまう私は古い人間です。
受験生の皆んなは今頃頑張っているんでしょうね。古の受験生たちは英語の辞書を食べて英単語を覚えたらしいですが、お腹壊すので真似してはいけません。
そもそも今の受験生、というか学生は紙の辞書とか使うのかしらん?なんか調べたい時はスマホをポチーってやって解決しちゃうんじゃないの?使ってもせいぜい電子辞書なんじゃない?
かくいう私はここ数年、辞書を使っていません。いやもう受験生なんて年齢ではないのですが。社会人ならより一層、辞書(特に紙の)を使う機会減りますよね。業種にもよるかもだけど。
紙の辞書はねえ、重いし調べるのに手間掛かるし…棚にでも鎮座させておいて頭良さそう感を演出したり、いざという時の武器・防具としては優秀なのですが。
とはいえ、単語を覚えたりするのには紙の辞書の方が向いている気がします。
デジタル化された情報の場合は視覚でしか情報が処理されないのに対し、紙ベースの情報の場合は紙をめくったりする行為、つまり触覚等の五感も利用するので記憶に定着しやすい…みたいな話もあるし。
あと2022年の記事ですが、こんな話もあるみたいで。
透過光と違い、反射光で文字を読む時は脳が「分析モード」になるらしい。分析する・より深く読み込むって事は、記憶にも残りやすいと思うのです。
紙の辞書の優位性としてもう一つ、目的の単語を調べる際にまわりの単語にも目がいく、というのがあると思います。より多くの言葉、情報に触れるきっかけにもなる。辞書に限らず、新聞や雑誌なんかにも言えるかもしれません。
…なんでこんなに熱く紙の辞書を推しているのか自分でもわかりませんが、まあたまには皆さんも紙の辞書を使ってみてください。
そういえば昔、「辞書を読むのが趣味」みたいな人がいたなあ。押し寄せる単語の荒波に揉まれるのが好きだとか言ってました。
かくいう私も、辞書を読み耽っていた時期がありましてね。まあ私の場合「かっこいい単語を調べて、それを会話に織り交ぜる事で頭いいアピールしたい」っていうしょうもない理由からでしたが。