【2025年3月期 第2四半期】3825:リミックスポイント 70点
会社説明
株式会社リミックスポイント(東証スタンダード市場:3825)は、エネルギー事業、レジリエンス事業、メディカル事業を中心に社会課題の解決に取り組む企業です。主要な事業内容は以下の通りです:
エネルギー事業:全国で電力小売を展開。多様なプランを提供し、需要家のニーズに応えながら収益の安定確保を目指しています。
レジリエンス事業:蓄電池の販売やBCP(事業継続計画)対策の支援、省エネコンサルティングを通じて、持続可能なエネルギー利用を推進。
メディカル事業:医療機関向けウェブマーケティングや福祉施設の運営、医療コンサルティングを行い、医療・福祉分野の経営を支援しています。
2025年3月期第2四半期(中間期)の業績は売上高11,269百万円(前年同期比11.0%増)、営業利益551百万円(同36.5%減)で、成長分野としてメディカル事業が追加されています。
分析結果
収益性
評価:6/10
理由:売上高は前年同期比で11.0%増加し、エネルギー事業を中心に契約者数の回復が見られます。しかし、容量拠出金負担や暗号資産評価損が利益を圧迫。営業利益率も前年同期から低下しており、安定した収益構造には課題が残る。
安全性
評価:8/10
理由:自己資本比率が87.5%と非常に高く、財務の健全性が際立っています。負債は増加傾向にあるものの、資本構成の安定感が評価できる。
生産性
評価:5/10
理由:主要セグメントでの売上増加が見られるものの、営業利益の減少や販売費および一般管理費の増加が収益性を下押し。効率的なコスト管理が求められます。
成長性
評価:7/10
理由:エネルギー事業の新プラン導入やメディカル事業の成長が顕著で、将来の収益拡大が期待されます。ただし、新規事業の収益寄与が限定的である点は留意が必要です。
総合評価
短期
評価:6/10
理由:市場環境の影響を受けやすく、短期的な業績変動が想定されるため安定性に欠ける。
投資判断:慎重に注視。
中期
評価:7/10
理由:成長分野であるメディカル事業の拡大が期待できる一方、容量拠出金負担の影響が残る。
投資判断:条件付きで推奨。
長期
評価:8/10
理由:エネルギー事業の契約者基盤やメディカル事業の拡張を通じて安定成長が見込める。
投資判断:推奨。