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株式投資で需給を見極める3
今回は需給の見極め方の3回目ということで、信用倍率について記事にしていきたいと思います。
前回の記事を見ていない方は是非一度御覧ください。
1.信用倍率とは
信用倍率は以下の式で表すことができます。
信用倍率= 信用買い残 / 信用売り残
信用倍率について考える上での注意点として、小型株を中心に信用売ができない銘柄があり、そういった銘柄では信用倍率を用いた判断はできません。信用倍率が1000倍などとても大きい数字になっているので、見ればすぐわかります。
2.信用倍率の判断ポイント
信用倍率を用いて需給を判断するポイントは以下の2つです。
○信用倍率=1 ⇒需給が安定している
○信用倍率>1.5 ⇒需給が悪化している
需給が悪化する原因は以前に信用買い残の考え方で説明したとおり、信用買い残が増えて行くことで将来の売り圧力が強まる一方で、買い側が少ないため、売りに押されて株価が下がるからです。
また、高値圏で信用倍率が高くなるのは危険です。信用買いはレバレッジをかけている人が多く、下落局面での損切りが早く、売りが重なり急落につながるからです。
3.まとめ
今回は短いですが、信用倍率を用いた需給の見極め方をご説明しました。
信用倍率や信用買い残のデータは1週間毎に更新されますので、所有している銘柄を調べてみてはいかがでしょうか。