Photo by mitei_narico 箸休め, 食卓に珈琲とかY字路とか 1 yasu59 2023年3月15日 12:44 こんにちは、どうやら区切りたがりらしい yasu59です。引用ばかりですみません… が、今回は サクッといきたい!と思います。今日 詩を書くということは あまりにも商業主義的になった社会への一種のたたかいでもあるそれは言葉を質の低下から守るようなもの茨木のり子, 『食卓に珈琲の匂い流れ』より ※どんな旅も必然的に心へと赴くのでなければならない、でなければ 何になるというのか? 地球が丸いということは、すべてが許されているということだ。ル・クレジオ, 「アマミ、黒い声、裏からの声」より ※けれども、そのとき誘い込まれた教会の、うしろのほうの堅い直角の長いすに腰掛けた瞬間、なにかがゆるんで、泣き出したくなった。木の天井と、木のキリスト像。そしてマリア像。キリスト教を信じているわけではないのに、静謐な空気に包まれていると、跪いて祈りたくなる。悲しみが次から次へとあふれそうになる。私はなぜこれほど悲しいのか。この悲しみはどこから来るのか。そもそも、それらはわたしの悲しみなのか。いったいわたしはなにを感じ、なにを求めているのか。この地球の裏側で。ー (中略) ー美しく真摯なその声は、わたしにも「悲しみを滝のように流しつづければいい、そして流しさればいい」と伝える。下手なお説教のように押し付けがましくなく、ただ背中をゆっくりとなでてくれるようだ。ー (中略) ーこの広い世界の中で、それでも一生懸命 生きようとする人たち。宮地 尚子, 『傷を愛せるか』, 「モレノの教会」より… 夏は水の季節で、水の中はまるで 別の時間が流れる、静かな異界としてあった。管 啓次郎, 「ホノルル、ブラジル」より ※自分が我慢していることを、我慢せずやっている人に、人は羨みつつ腹を立てる。我慢強い人は、我慢しない人には我慢ならないのだ。宮地 尚子, 『傷を愛せるか』, 「本当の非日常の話」より剥がしても剥がしても張りついてくる薄い寂しさのようなものを、わたしたちは今 抱えている気がする。人の価値が下がっている。デフレで物の価値が下がる。物を作り、運び、売る人たちの価値が値切られる。ー (中略) ー 残るのは機械でできない仕事だが、それが「人間らしい」仕事だとは限らない。宮地 尚子, 『傷を愛せるか』, 「張りつく薄い寂しさ」より・弱さを抱えたままの強さ / vulneravility・捨てるものと "残す" もの / 引き算の上手さに…・溺れそうな気持ち を、できればずっと覚えていたい(・儀礼的無関心 )___結果、全然 サクッと行きませんでした TTー筆おきー ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #箸休め #Y字路 #残すもの 1