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【ケース1】 奇械帝国(グリム)から亡命してきたサイバネ技師が訴えた真実、超常科学はレプティリアンより伝授された!

レプティリアン_UP


番組作製企画書

旭日テレビ 報道部局長殿。

我々、取材クルーが命懸けの体当たり取材で集めてきた都市伝説の数々、その真実を伝えるべく、新しい媒体テレビでもって、娯楽ではなく報道という体で番組を製作し、世間に衝撃と共に世界の真実を伝えるべく、この企画書を提出いたします。
それが、取材中に亡くなったクルーへの弔いにもなると信じて。

ご検討の程、何卒、宜しくお願い申し上げます。

1948年4月1日
アンダーワールド編集部長・鳥山斥祭


▼製作

WHSK(ワールド・ヒスイ・サテライト・キョクジツ)
アンダーワールド編集部


▼番組タイトル

徹底解明・都市伝説シリーズ
『恐怖!惑星翡翠は爬虫類型宇宙人(レプティリアン)によって管理されている!』


▼スクープ・独占取材

1:奇械帝国(グリム)から亡命してきたサイバネ技師が訴えた真実、超常科学はレプティリアンより伝授された!
2:竜宮から出奔した放蕩の元竜宮家の竜人男性が匿名を条件に語った秘密、天地創造!(先の境界大戦は意図的に作られた歴史である!)
3:大物政治家丹波議員が本取材クルーにだけ明かすエネルギー問題の解決案、発電所建設予定地に霊的磁場の強い土地が選ばれる理由!


▼サンプル原稿(ケース1)

奇械帝国(グリム)から亡命してきたサイバネ技師が訴えた真実、超常科学はレプティリアンより伝授された!

我々取材クルーたちは、奇械帝国(グリム)から亡命してきたサイバネ技師、アルヴィー・フェアナンド博士に取材するべく、車で甲州街道を山梨方面へと向かった。
県庁所在地である甲府市に入る手前で、車窓から見える風景が桃やぶどうの畑が目立つようになり、途中で進路を街道から逸れ川沿いを進み、規模の大きな農村で車を停めた。
この村は戦時中に疎開地となっていた村で、破棄された軍需工場が廃墟として幾つか点在し、村の人々に尋ねると、今は農作物の倉庫や仮住居として利用されている、とのことだ。
我々が逢いに来た人物フェアナンド博士は、その工場跡の1つに居を構えているらしい。
フェアナンド博士の住居は、何かの研究施設を兼ねているらしく、我々には理解できない先進的で奇妙な科学機器で溢れていた。

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