VIII 高天力　TRPG『君ヨ、暁ノ大地ニ死スベシ。』

高天力とは、強い義侠心を燃焼し、クソダサい技名を叫ぶことで、次元を超えた何かがスパーキングして発動する超常能力です。
高天力には『必要覚醒P』が設けられており、必要な覚醒ポイントを支払うことで、効果を発動します。なお、覚醒ポイントの支払いは札単位で消費されます。お釣りは返ってきませんので、あしからず。

● 初回無償使用
各セッションで初めて使用する高天力は、初めの一回目のみ『必要覚醒ポイント』を必要とせず、無償で使用することができます。これは、すべての高天力に、それぞれ適用されます。
なお、倶利伽羅紋々エボリューションの場合は、無償で変身できますが、変身の解除には『必要覚醒ポイント』を消費しなければなりません。

《倶利伽羅紋紋エボリューション》

概要：変身能力。
必要覚醒P ：フォームによる。
タイミング ：平時は、いつでも。戦闘時は、リアクション、マイナーアクション。
効果 ：倶利伽羅フォームに変化します。（詳細後述）

《盃ブラザー》

概要：テレポートと召喚能力。
必要覚醒P ：1点
タイミング ：平時のみ（戦闘時は不可）
効果 ：『義兄弟（2人まで指名できます）』の元へ、距離やすべての物理的な障害を無視して、瞬時に駆けつけます。もしくは、逆に義兄弟をこの場へ召喚します。

《刺し違いカウンター》

概要：割り込み先制攻撃。
必要覚醒P ：3点
タイミング ：戦闘時のみ。リアクション。
効果 ：生命札が1枚もない状態で、敵から攻撃対象にされた場合、相手がサイコロを降る前にその攻撃を防御しないことを宣言すると、相手より先に1撃だけ順番に関係なく攻撃することができます。

《大鐘音エール》

概要：全体回復魔法（ベホマラー）。
必要覚醒P ：15点
タイミング ：平時はいつでも。戦闘時は、メジャーアクション。
効果 ：味方全員、命運札を1枚得ます。もし命運点を超過した場合は、代わりに覚醒札を得ます

《黄泉還リンカーネイション》

概要：死者蘇生（ザオリク）。
必要覚醒P ：25点
タイミング ：平時はいつでも。戦闘時は、メジャーアクション。
効果 ：対象を死亡状態から蘇らせます。死後どれ程経過しても、どんなに遺体が損傷していても、完璧な状態で復活します。復活したキャラクターは、[ 命運点 -1 ] 枚の生命札を得ます。
必要覚醒Pは、対象本人が覚醒札を遺しているのなら、術者はそれをまるで自分のものであるかのように、この高天力に使うことも可能です。
また、術者本人が死亡していても、自身の復活の為に、この高天力を使うことだけは可能です。

《地獄の果てまでリベンジャー》

概要：決闘の申し込み。
必要覚醒P ：1点
タイミング ：戦闘時のみ。リアクション。トリガーは、仲間の死。
有効期間 ：対象か術者、どちらかが死ぬまで。
効果 ：仲間を殺した相手を対象に指名します。対象と術者は、互いに『包囲』状態になります。

《荒御魂ダンサブル》

概要：攻撃成功後の追加攻撃。
必要覚醒P ：1点
タイミング ：戦闘時のみ。マイナーアクション（攻撃成功後）。
効果 ：敵への攻撃が成功した直後に発動を宣言。2ユニット目を攻撃します。

《血煙バーニング》

概要：攻撃成功後の追加ダメージ。
必要覚醒P ：3点
タイミング ：戦闘時のみ。マイナーアクション（攻撃成功後）。
効果 ：敵への攻撃が成功した直後に発動を宣言。追加で命運札を1枚失わせます。（ダメージランクが上がるわけではありません）

《羅刹デッドドライブ》

概要：攻撃成功後の追加ダメージ大。
必要覚醒P ：10点
タイミング ：戦闘時のみ。マイナーアクション（攻撃成功後）。
効果 ：敵への攻撃が成功した直後に発動を宣言。追加で生命札を2枚失わせる。

《道連れアンデッドロック》

概要：ゾンビ期間の延長。
必要覚醒P ：任意の枚数。
タイミング ：戦闘時のみ。リアクション。トリガーは、自身の死。
効果 ：コストとして支払った覚醒札の枚数分の『ゾンビアクションカウンター』を得ます。

《寝ん寝ん孤炉理サンドクラウド》

概要：睡眠雲。
必要覚醒P ：6点
タイミング ：戦闘時のみ。メジャーアクション。
効果 ：好きなレーンを対象に、　無差別集団攻撃を行います。PCが術者ならば【廻逢】『信仰』で術判定を、PCが対象ならば【体躯】『気合』で抵抗判定を行います。術者側が勝てば、ダメージを与える代わりに、抵抗に失敗したユニットを『睡眠』状態にします。

《神風ダイナマイト》

概要：自死大爆発（メガンテ）
必要覚醒P ：1点
タイミング ：戦闘時のみ。マイナーアクション。
効果 ：自らの命と引き換えに大爆発を起こし、自死します。その爆撃によって、敵の全ユニットの生命札を1枚失わせます

《加速世界ドライヴァー》

概要：自身の速度を上げて高速世界を展開し、周囲の動きを相対的に遅くする。
必要覚醒P ：10点
タイミング ：平時はいつでも。戦闘時は、マイナーアクション。
有効期間 ：平時は1時間。戦闘時は施行後５ラウンド間まで。
効果 ：術者以外の者は、ラウンド開始時にアクションポイントを得ることが出来なくなります。手札を消費してアクションポイントを得ることは可能です。（というか、それしか手がありません）
術者とは別の者が《加速世界ドライブ》を行使した場合は、加速世界に入門し、本来の術者と同様に、ラウンド開始時のアクションポイントを得ることが可能になります。

《飛天レビテーション》

概要：飛行能力。
必要覚醒P ：3点
タイミング ：平時はいつでも。戦闘時は、マイナーアクション。
有効期間 ：平時は1時間。戦闘時は戦闘終了時まで。
効果 ：航空学を無視した動きで自由に飛行ができます。
戦闘時は、《脱兎》や《俊敏》を専門化していなくとも、専門行為『回避』が行えるようになります。もし、元々《脱兎》や《俊敏》を専門化していた場合は、『回避』判定の目標値に＋2の修正を得ます。
なお、この術を使用している間は、『防御』判定を行うことができません。もし、『防御』判定を行いたいのならば、術を中断しなければなりません。

《順逆クロスチェンジ》

概要：立ち位置交換。
必要覚醒P ：6点
タイミング ：戦闘時のみ。リアクション。トリガーは、自身を対象とした攻撃の宣言。
効果 ：自身を対象とした攻撃を仕掛けてきた敵ユニットと自分のポジション（手番カードの位置）を入れ替えて、今の手番ユニットを自分にします。
その際、敵ユニットの攻撃はキャンセルされますが、アクションポイントを失うわけではありませんので、再度の手番のタイミングで攻撃を行うことも可能です。

《ジャイアント王羅》

概要：巨大化。
必要覚醒P ：5点
タイミング ：平時はいつでも。戦闘時は、メジャーアクション。
有効期間 ：平時は1時間。戦闘時は戦闘終了時まで。
効果 ：【体躯】《気合》の判定に成功することで、とてつもない王羅（オーラ）を纏い、自身の身体のサイズを本来の身長より10m大きく見せます。しかも、ただの幻術ではなく、実際に巨体であるかのように振る舞うことが可能です。
戦闘時は、ダメージランクが1段階上昇し、近接攻撃で隣のレーンの敵を対象にすることも可能になります。さらに、防御判定の目標値に＋1、回避判定の目標値に−1 の修正が加わります。

《魔眼メンチビーム》

概要：高圧的な交渉のバフ効果。
必要覚醒P ：1点
タイミング ：平時はいつでも。戦闘時は、マイナーアクション。
効果 ：《決斗》を専門としていなくとも、専門行為『高圧的な交渉』が可能になります。既に《決斗》を専門としている場合、『高圧的な交渉』の目標値に＋4の修正を得ます。
また、敵からの『高圧的な交渉』を受けた場合は、精神抵抗判定の目標値に＋2の修正を得ます。

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(C) 九城司 ／ 石造りのヒポグリフ