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アルプスの旅 2 オーバーランド写真集

ベルナー・オーバーラント
 
  6日目

 ヴァリスからベルナー・オーバーラントに移動
 BIZ  氷河急行 ツェルマット→ブリーク
 SBB I C      ブリーク→シュピーツ→インターラーケン
 BOB      インターラーケン→ラウターブレンネン

ベルナー・オーバーランド交通案内図
ブリークのSBBホーム
ブリーク発 10:59インターシティを待つ
IC (インターシティ)の1等車 カンデルシュテーク手前のレーチェベルグ・トンネル内で
車内は空いていた、この旅はすべて1等車を利用したので席取りの心配はなく快適だった

ブリークからシュピーツに向かうSBB
急勾配を折り返して上るインターシティ
インターラーケンからラウターブレンネンへ向かうBOBの途中駅ヴィーダスヴィル
列車は次の駅ツヴァイリッチーネンでグリンデルワルトとラウターブレンネン行きに分かれる
シーニゲ・プラッテ植物園はここからカム付きの登山電車で上る

ヴィーダスヴィル付近のBOB車窓から
ラウターブレンネン駅構内
ラウターブレンネン駅前の高台にあるホテル・シルバーホーン
最上階右端の部屋に3泊した
レストランは地元の評判が良いのか毎夕満席だった
ラウターブレンネン駅前通
インターラーケンからミューレンに通じる幹線道路
写真左奧にグリッチュアルプへ上がるケーブルカー駅がある
ライターブレンネンの深い谷を隔てメンリッヘンの山に対峙する

1時間早くライターブレンネンに着いたので、明日の予定を繰り上げてアルメルトフレーベルのお花畑を見に行った。
シルバーホーン・ホテルの直ぐ先にあるケーブルカーでグリッチュアルプへ上がり、電車を乗り継ぎミューレンへ。
ミューレン駅から少し歩き、ケーブルカーでアルメルトフレーベルに上がった。

ホテル・ユングフラウ
アルメルトフレーベルに上がるケーブルカーの軌道
ミューレン標高1600mからアルメルトフレーベル1900mまで急勾配を上るケーブルカー
アルメルトフレーベルからユングフラウ、メンヒ、アイガーを望む
明日登る予定のメンヒ西面
登攀ルートはこの裏南面
アルメルトフレーベルからミューレンを見下ろす

ケーブルカー降り場から幾つかのハイキングコースがある。
高山植物が咲くミューレンに向かうコースを谷に沿って下ると、斜面一杯にキンポウゲの黄色い花が満開で圧倒された。

アルメルトフレーベルのお花畑
快晴ならば、背景にベルナー・オーバーラント三山が現れる
カンパニュラ バルバータ(キキョウ科)
花期7~8月 生育地1000~2600m酸性土壌の牧場、岩石地 草丈10~40cm
トリフォリウム  プラテンセ(マメ科)
花期6~9月 生育地1600~2700m高山の陽当たりの良い草地、牧草地
 草丈5~15cm
ヒェラキウム ピロセッラ(キク科)
花期5~9月 生育地 向陽草地 草丈20~30cm
ミヤマコウゾリナの仲間、タンポポの花を小さくしたような黄色の重花弁をもつ
ビオラ・カルカタラ(スミレ科)
花色は紫色が多いが、黄色や白色もある
花期6~8月 生育地1000~2800m 草丈3~12cm
綿毛の一種だが、花名は不明
ポリュゴヌム ビストルヤ(イブキトラノオ)(タデ科)
花期6~7月 生育地800~2000m草地、牧草地、痩地 草丈30~50cm
ヘディサルム オビスクルム(マメ科)
花期7~8月 生育地1600~2800m高山の牧草地や草原 草丈5~25cm
シレネ ブルガリス(ナデシコ科)
花期7~8月 生育地3100m 岩地、ガレ場、草地 草丈15~25cm
シレネ ブルガリス(ナデシコ科)
シレネ ブルガリス(ナデシコ科)

アルメルトフレーベルからミューレンに下ると、ラウターブレンネンの谷沿いの駅からシルトホルン展望台に上るゴンドラの中間駅があった。

シルトホルン展望台へ上がるゴンドラ
ミューレン村からラウターブレンネンの谷を見下ろす
シルトホルン展望台へ向かうゴンドラが谷沿いの駅から上がってくる
ミューレン村の売店
ミューレン村
ラウターブレンネン背後のグリュッチアルプの山が見える
のどかなミューレン村

 7日目
ベルナー・オーバーラントの静かなリゾート地ヴェンゲンを訪れた。
 WABでラウターブレンネンからヴェンゲンを往復した。

WABのクリーム色の電車はクライネシャデックまで上る
ヴェンゲン駅

ヴェンゲンはメンリッヘンを挟んでグリンデルワルトの反対側にある。
山の中腹に開けた静かな高級リゾート地である。村には外と通じる道路がない。電気自動車と馬車が村を行き交う。高級ホテルや長期滞在者用のアパートが多い。

駅前にあった標識
グリンデルワルトとラウターブレンネンへ向かうマウンテンバイクのコース
ラウターブレンネンへハイキング50分、クライネシャデックへ2時間45分と表示されていた
ヴェンゲン村の表通り
パン屋さん
ヴェンゲン村の中央にあるメンリッヘンに上がるゴンドラ駅
メンリッヘンに上がるゴンドラ
ヴェンゲン駅先の断崖からラウターブレンネンの谷を見下ろす
ラウターブレンネンの谷を見下ろす
ラウターブレンネンの谷
ヴェンゲン駅の上りホーム クライネシャデック方面行き
ヴェンゲン駅の下りホーム ラウターブレンネン行き

ラウターブレンネンに戻ってからヴィーダスヴィルに行き、登山電車でシーニゲ・プラッツに上った。

ヴィーダスウィルからシーニゲ・プラッツへ上がる登山電車
登山電車の車窓からインターラーケンを見下ろす
インターラーケンの東に位置するプリエンツ湖
カム軌道を持つアブト式登山電車はシーニゲプラッテの急斜面を上っていく
斜面には放牧小屋が点在し高山植物が咲いていた
標高差1300mを折り返しながら、ぐんぐん登る登山電車
シーニゲ・プラッテ駅
手前側にホテルとレストランが有り、奥に見えるのは植物園入口
シーニゲ・プラッテの丘からメンリッヘンを望む
シーニゲ・プラッテから仰ぐユングフラウ

植物園にはスイスアルプスの約520種の高山植物が集められている。
広さ8300m²、園内は高低差が約30mあり階段が付けられている。
人工的な生育地なので花による開花時期が異なり不自然な植生もある。

アネモネ ナルキスシフロウ(キンポウゲ科)
花期6~7月 生育地1300~2300m草原、養分の多い土壌 草丈20~40cm
看板はロータス アムピヌム
残念ながらこの写真には表示された種が見当たらない
レントポディウム アルピタム(キク科)
別名 エーデルワイス
花期7~8月 生育地1600~2800m 日が当たる岩場、草原急斜面、石灰土地
 草丈5~20cm
シレネ ディオイカ(ナデシコ科)
マンテマの仲間、赤桃色の花を咲かせることがある
花期4~9月 生育地 平野部から高地までの向陽草地、牧草地 草丈20~40cm

 8日目
 メンヒ登山
朝一番の登山電車でラウターブレンネンを出発し、クライネシャデックを経てユングフラウヨッホへ上がった。
ヨッホの洞窟出口九時半、濃いガスで視界不良、雪面を巻いて十一時スヨッホスヨッホ小屋に近い登山口に至り、メンヒ南側の雪斜面を登ってスラブ稜に取り付き、ピッケルを使いながら切り立った南稜を登り東稜と合流した狭い稜まで進んだが、時刻は十三時、これ以上進むのは時間的にも無理と判断し引き返した。慎重に岩稜を下り、雪原を横切ってメンヒ小屋に着いた。小屋で一時間休憩し、最終一つ前の登山電車でラウターブレンネンに帰ってきた。
マッターホルンはいざ知らず、メンヒならガイドなしでも登れるという奢りがあった。せめて、前日はメンヒ小屋に泊まる余裕を持つべきだった。

清潔な午後のメンヒ小屋
メンヒ南東面
2000年9月撮影
スイス連邦公図 ヨッホからメンヒ登山ルート
スイス連邦公図 メンヒ


  



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