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休日 Vol.1

2021年5月8日土曜日

天気が良いと気分も良い。
最高気温が26度と聞いて、意気揚々と半袖のTシャツに着替えた。半袖を着ると夏を感じる。長袖は増えないのに、半袖Tシャツだけは何枚買っても気が済まない。皿とTシャツは何枚あっても良い。今日は欅坂46の4nd Anniversary Live Tシャツに初めて袖を通した。気分が良い。

平日は仕事への気持ちが切れずなんだか中途半端になってしまうため、小説は休日にまとめて読むようにしている。GW中に読み切ろうと思って購入した朝井リョウさん『武道館』と凪良ゆうさん『滅びの前のシャングリラ』。後者は先月号のダ・ヴィンチで作者の特集が組まれていて、長濱ねるさんが紹介していて気になっていた。昨年相次いだ芸能人の自殺から、芸能界を題材にした物語を意図的に読んだり見たりするようになった。今回読んだ2冊で共通して描かれていたのは、「どんどん感情が麻痺していき、何事にも怒れなくなってしまう」ということ。社会に出て、感じることがある。今まで世の中の色んなものに怒りや疑問があったのに、それをすべて「まあこんなもんだよな」で片付けてしまっている。幼い頃は怒ってはいけないと鎮めていても湧き上がってきてしまうほどの強い感情は、もうまったく感じなくなっている。怒りは、何かを強く推し進めるのに必要な起爆剤だったのかもしれない。

午後はNetflixサーフィン。『ヤクザと家族』が気になりつつも、日本語以外を聞きたい気分だったのでパス。散々悩んでアイルランド映画『ぼくたちのチーム』を見た。

夜も暖かいからTシャツで寝た。薄着で冬用布団をかけるのが一番気持ちがいい。夏に入る少しだけの期間しかできないコラボレーションだと思っている。

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2021年5月9日日曜日

POPEYEを読んでいたらどうしてもカオマンガイが食べてくなってしまい、Uber Eatsで高めのカオマンガイを頼むか近くのスーパーで安いカオマンガイを買うか悩んだ挙げ句、節約が勝利し外に出た。今日も天気が良い。半袖で外に出れたことだけで気分が良くなった。今日のTシャツはUNIQLQ UTの村上春樹コラボ。

一昨日誕生日だったのにケーキを食べていないことに気づき、いつも行くケーキ屋まで足を伸ばした。ショートケーキを食べ切れる気がせず、タルトを買う。20代後半はタルトが限界だ(個人調べ)。毎度一人用のこじんまりした箱を受け取るたびに、ケーキは食べる以前に「ケーキを買う」ということに幸せがあると感じる。帰り際、「ショートケーキ2つとチョコケーキを2つ」頼んだお兄さんが複数個用の大きめの箱を受け取っているのを見て、誰かのためにケーキを買って買えるのも良いなんて思った。

昨日パスした『ヤクザと家族』を観る。少し前の情熱大陸で磯村勇斗さんが密着されていたときから気になっていた作品。主役よりも誰よりも磯村勇斗演じる翼をずっと追っていた。

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