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素晴らしき歌詞の世界〜サンキュ.〜

どうも!
エンタメなんでもおじさんです!!

連続投稿10日目の今日は…
素晴らしき歌詞の世界
〜サンキュ.〜です!

前回は太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」を書きましたが…

この曲も往年の名曲ですねー
今日も、この誰もが知ってるこの曲を
元、弱小音楽家だった目線から書きまーす!
(今日は「語る」ボケせんへんのな)

僕的にこの曲は1言で言うと
「不親切な親切」です!

まぁまず歌詞を…

何も聞かずに つきあってくれてサンキュ
季節外れの花火 水はったバケツ持って
煙に襲われて走りながら
“キレイ"涙目で言うから 笑っちゃったじゃない

…来てくれて良かった

何も言わずに つきあってくれてサンキュ
煙の匂い残る 公園のブランコで
話のきっかけを探して黙ったら
急に鼻歌 歌うから 笑っちゃったじゃない

…いてくれて良かった

“今日 彼に さよならしたんだ
泣かなかったし 責めなかった"

“えらかったね"って あなたが言ってくれるから
ボロボロ弱い言葉 こぼれてきそうになる
“好きだったのにな"言っちゃった後 泣けてきた
また涙目のあなたを見て 笑って泣いた

“ちょっとカッコ悪いけど 髪切るならつきあうよ"
なんて 笑っちゃったじゃない

来てくれて良かった

いてくれて良かった

今日はホンと… サンキュ

はい。

始めに聞かせて下さい!
この「何も聞かず」「何も言わず」
来てくれた人の性別考えたことありますか?と

この曲の最大に不親切で親切なのは
そこ!
明確に相手の描写をしてくれない!!
でも…
そこが粋!!
僕達に絵を自由に想像させてくれる…

作詞をされた「吉田美和」さんは
最小限の歌詞で、聴く人に絵を
浮かび上がらせられることできる天才だと
思ってます
それで言うとこの曲よりも顕著なのは
「すき」という曲なのですが…
今日は「サンキュ.」書かせて下さい!
(よく踏みとどまったな!)

恐らく、この登場人物の2人は
仲がとても良いのでしょう
夏ではない、秋なのか冬なのか
「季節はずれの花火」に主人公は誘います
そこに理由も聞かず付き合ってくれる
(仮)Aさん

主人公とAさんはすぐには本題に入らず
花火を楽しみます。
そこでAさんは突然「キレイ」と涙目で言います
その”too much”さに主人公は笑います

その後2人はブランコに座り、
主人公は本題に入るタイミングを探ります
何故なら優しいAさんは、
無理に聞こうとはしないからです
いっそ
「それで?どうした?」
「なんかあった??」
と聞いてくれたらー…
と主人公は
思ったかもしれません
でも、そんなことはしません
人に寄り添える優しいAは
主人公のタイミングを大事に
話出すのを待ちます…
いや!もしかしたら、
今日、無理に話してくれなくても良い
とまで思っていたかもしれません

それでも、静けさが強調される
秋?冬?の夜
気まずさも感じさせたくないAさんは
間を埋める為、ぎこちない空気を
柔らかくする為に鼻歌を歌います
主人公は突然の鼻歌に
Aさんの意図を感じたからか
また”too much”な状況をなのか
笑います

主人公は気丈に「今日彼にさよならした」と
別れたことを告げます
泣くことも我慢し、落ち度があったであろう
彼氏に責めもしなかったと
それを受け
「偉かったね」と一言。
優しい言葉をかけるAさん
その想い、優しさに主人公は
我慢、強がっていたものが崩れそうになる…
本当は彼氏を責めたかったし、
無様に泣きもしたかった…
それでも気丈にいたい主人公
思いかけず「好きだったのにな…」
と発してしまった主人公
それをキッカケに涙が出てきてしまう

それに釣られAさんも涙を流しそうになるが
自分が泣いてはいけないと
涙は流さないが涙目に…

その呆れる程、優しいAさんを見て
主人公は笑う…泣く…

優しくちょっと抜けているAさんは
失恋したら髪切るものだと
「付き添うの恥ずかし、格好悪いけど
 美容院行くなら付き合うよ…?」

主人公はまた
間の抜けた、でもAさんの優しさが伝わる
“too much”な言動に笑う

2人は公園を出てそれぞれの帰路に
主人公は振り返り、
Aさんの背中に向けて、そっと
「今日はホンと…サンキュ」
と呟く…

さて、皆さんはAの性別はどう想像しましたか?

…てか、もう素敵映画のワンシーンやん!
僕は改めて、絵を想像しながら
解説、描写を書いてるだけで
ボロボロ涙が出てきました 笑

僕が書いた膨大な解説、描写を
たったあれだけの歌詞で表現するって…

逆にこれだけ、
鮮明に絵を想像させてくれるのは
少ない情報量だからこそ、とも言える訳でー

兎に角、素晴らしい!!

僕は因みにAさんは男性だと思っています。
何故なら、要所、要所の”too much”
「キレイ」「涙」「鼻歌」「格好悪い」
に男性を感じるからです。
逆に、同性同士の友達ならば、
真っ直ぐ過ぎて、曲の奥行きが薄くなると
思っているので、願望も含め、男性です!笑

もちろん、「そうじゃないよ!」
という方もいらっしゃるかもしれません
そんな方は是非、コメントに書いて下さい!
反論、賛成、どちらも大歓迎です!!

正解、不正解、よりも
意見を交流させることに
意義があると思っているのでー!
あ!
それとタイトルの「サンキュ.」
よく見ると最後に「.」ピリオドが
これはどんな意味があるのか…
分かるぞーって方は
聞かせて下さい!

僕は、こうやってエンタメに触れて
僕は、このAさんみたいに
優しくて大きく人を包める男になりたい
って思ったりする訳です。

エンタメの存在意義ってそういうとこかなって

ではまた!
「本気の遊びを!!」

ひらかわつかさ@ひげぽよ


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