#5(コップの水)
『
世界には見え方がたくさんある。
100人いれば100通りある。
例えばここに水が半分入ったコップがある。
それを見て、
一人は水が半分しかないと思う。
一人は水が半分もあると思う。
一人はコップに水があることの意味を考える。
一人はコップと水の関係について考える。
一人はコップが水をためておけることのすごさについて考える。
一人はこのうちの何個かを同時に考える。
一人はこれら全てを同時に考える。
一人はこれのどれとも違うことを考える。
一人は何も考えない。
一人はそもそもコップと水がなにかもわからない。
一人はコップは知っているが水はしらない。
一人はコップを傾けて水を机にたらす。
一人はコップに触らずに水に指をつける。
一人はコップを割って水をぶちまける。
…
他にも、どんなものがあるか、私は知りたい。
』
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?