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「自由」を軽く見るな【エッセイ】
安倍元総理が凶弾に倒れたのは悲惨極まりないことであった。亡くなった人物を悼むことはその他の諸問題とは切り離して考えるべきだという立場の元、心よりお悔やみ申し上げる。
さて、安倍元総理が倒れたのは凶弾ではなく、”教団”であったのかもしれない。旧統一教会との関係が明るみに出、一部の国会議員達は慌てふためいて対応に追われている。これは立派な政治腐敗だ。長年旧統一教会の霊感商法問題に取り組んできた紀藤弁
#10(メンタルケアについての雑文)
to me
心のことで
who hurt yourself
悩んでる
due to mental illnesses
自分へ
please don't hesitate
どうか迷わずに
to take the therapy
治療を受けてほしい
going to hospital
病院に行くことは
is your right
権利だ
your right
それも
to live l
自分のための備忘録⑬ー原民喜『気絶人形』ー
くるくるくるくる、ぐるぐるぐるぐる、そのお人形はさっきから眼がまわって気分がわるくなっているのでした。ぐるぐるぐるぐる、くるくるくるくる、そのお人形のセルロイドのほおは真青になり、眼は美しくふるえています。みんなが、べちゃくちゃ、べちゃくちゃ、すぐ耳もとでしゃべりつづけているのです。暗いボール箱から出してもらい、薄い紙の目かくしをはずしてもらい、ショーウインドに出して並べてもらったのでみんな大は
もっとみる#9(カウンセリング)
『なんかこう…カッとなんてしまうんですよね。自分が否定されたような気
がするというか…自分は被害者なんだ!っていう気持ちが根底にあるからな
んでしょうか。被害者意識という言葉聞いたことはあったんですが、まさか
体感することになるとは。』
『自分でもどうしようもないんですね。』
『そうなんです。カッとなってしまうんです。自分ではいたって普通の、今
まで通りの思考回路のつもりなんですけど…
自分のための備忘録⑫ー竹内浩三『人生』ー
映画について
むつかしいもの。この上もなくむつかしいもの。映画。こんなにむつかしいとは知らなんだ。知らなんだ。
金について
あればあるほどいい。又、なければそれでもいい。
女について
女のために死ぬ人もいる。そして、僕などその人によくやったと言いたいらしい。
酒について
四次元の空間を創造することができるのみもの。
戦争について
僕だって、戦争へ行けば忠義をつくすだろう。僕の心臓
自分のための備忘録⑪ー芥川龍之介『英雄の器』ー
「何しろ項羽こううと云う男は、英雄の器うつわじゃないですな。」
漢かんの大将呂馬通りょばつうは、ただでさえ長い顔を、一層長くしながら、疎まばらな髭ひげを撫でて、こう云った。彼の顔のまわりには、十人あまりの顔が、皆まん中に置いた燈火ともしびの光をうけて、赤く幕営の夜の中にうき上っている。その顔がまた、どれもいつになく微笑を浮べているのは、西楚せいその覇王はおうの首をあげた今日の勝戦かちいくさの喜び
自分のための備忘録⑨ー古川緑波『ああ東京は食い倒れ』ー
戦争に負けてから、もう十年になる。戦前と戦後を比較してみると、世相色々と変化の跡があるが、食いものについて考えてみても、随分変った。
ちょいと気がつかないようなことで、よく見ると変っているのが、色々ある。
先ず、戦後はじめて、東京に出来た店に、ギョーザ屋がある。
以下、話は、東京中心であるから、そのつもりで、きいていただきたい。
ギョーザ屋とは、餃子(正しくは、鍋貼餃子)を食わせる店。む
自分のための備忘録⑧ー芥川龍之介『或社会主義者』ー
彼は若い社会主義者だつた。或小官吏だつた彼の父はそのためにかれを勘当かんだうしようとした。が、彼は屈しなかつた。それは彼の情熱が烈しかつたためでもあり、又一つには彼の友だちが彼を激励したためでもあつた。
彼等は或団体をつくり、十ペエジばかりのパンフレツトを出したり、演説会を開いたりしてゐた。彼も勿論彼等の会合へ絶えず顔を出した上、時々そのパンフレツトへ彼の論文を発表した。彼の論文は彼等以外に誰
自分のための備忘録⑦ー太宰治『朝』ー
私は遊ぶ事が何よりも好きなので、家で仕事をしていながらも、友あり遠方より来るのをいつもひそかに心待ちにしている状態で、玄関が、がらっとあくと眉まゆをひそめ、口をゆがめて、けれども実は胸をおどらせ、書きかけの原稿用紙をさっそく取りかたづけて、その客を迎える。
「あ、これは、お仕事中ですね。」
「いや、なに。」
そうしてその客と一緒に遊びに出る。
けれども、それではいつまでも何も仕事が出来ないので