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#1 十数年前の今日辺りのこと📚✏️
毎年2月になると思い出す、あの日のこと、!
美術、ファッション、ライフスタイル辺りをテーマにと意気込んだくせに、いきなり枠外から書いてるな(笑)
今まさに受験も終盤、大詰めの本番を迎えている人も多いのでは。
私もかなりの大昔だが、それこそ大学受験の最後となり緊張の日々を送っていた。
2月は今年もそうだが、春のように暖かい日もあれば突然雪が降ったり天気がなかなかに不安定。
その日はまさに、雪が混じったような雨の日だったのを覚えている。
目標としていた志望校群の一つ、それも試験は残すところあと2つ、、というところで、
朝からぐずついた天気。片足が浮いてしまうくらいの満員電車は、各駅停車どころか、各駅の間もつかえて停車するばかり。そんなことも予想して早く出たにも関わらず、どんどん不安は募った。
そんな電車ばかりが詰まっていたからか、ついに前を走る電車で急病人とのこと。私の乗る車両でもため息が漏れ、私は焦りでいっぱいになった。
ここまで頑張ってきたのに、早く出たのに、今日は本当に大事なのに、、、。
恥ずかしながら、あの日電車の中でその大学の赤本を両手に持って、心の中で大丈夫、大丈夫と唱えていた(笑)
全く動かない電車の中で、心の中でブツブツと喋っていたはずが、心の声が声に出て、うっすらと泣けてきたのだろう、もうだめだ、どうしよう、そう思ったその矢先。
「あなた、大丈夫よ!しっかりしなさい!○○大学を受けるんでしょう!!!」
満員で押しつぶされながら、寄りかかってしまっていたお姉様に声をかけられ、落ち着いて、肩にもたれて良いわよ!!!!と言ってもらった。
「次の駅着いたら、乗り換えの改札まで私が連れて行くから安心して、まだ実はそんなに遅れていないからね」
そんなふうに声をかけてもらった気がする。
気の遠くなるような時間を過ごし、ついに電車が乗り換えの駅に着いた時、
その人が手をひいてくれて一目散に早足で乗り換えの改札まで連れて行ってくれた。
「大丈夫。今まで頑張ったんでしょう。会場にさえつけばあなたはきっと受かるから落ち着きなさい。」
その時1番必要な言葉をかけてくれた。
パッと横を見たら、とてもお洒落な洋服にとても良い香りの香水、きっと仕事がとてもできるかっこいいお姉様なんだろうな、そんな記憶はある。
そうして改札に着いて、
「頑張ってね、間に合うから落ち着いて!合格しておいで」
と背中を押してくれた。
慌てすぎてきちんとお礼を言えたのか、お辞儀くらいはできたのか。そんなことすら覚えていない。
大学最寄りの駅に着いてからは、塾や在校生やらの応援の道を走り抜け、なんとか辿り着いた。
着いた頃には無事間に合って試験を受けられることが嬉しくて、もはや勉強のことはどうでもよくなっていた。笑
もしあの日、
私が慌てすぎて心が折れていたら、間に合っていなかったら、頭が真っ白で他に方法を思いつかず試験を受けていなかったら、
本当に今と全く別の事をしているかもしれない。
そんな、恩人も恩人なのに、
名前も聞けず、お礼も多分きちんとは言えず今日まで来てしまった。あの人に会いたい。
SNSはそういう時、本人に届く奇跡が起こったりするようだけど、あの頃はまだそんなのがなかった。
あの時名前も知らない私に必要な言葉をくれて温かく助けてくれてありがとうございました。
お陰様でその後楽しい学生生活を送り、今も元気に過ごしています。
あとは100回くらいシンプルなお礼を伝えたいです。
そんな風に毎年2月がくる度に思っている。
知らない人からもらったものは知らない人に同じように優しい気持ちで返していくしかない。
受験生には色んな不安もあると思うが、遠くから私のような他人もそっと頑張れ、頑張れと気を送っている。笑
悲しい迷惑行為や、なんで?ということが起こり、他人の気持ちを理解するのが難しいことも多い今日でもまだ、街中で優しい声かけや思いやりに沢山出会えることに有り難く感じる。
ふわふわとした気持ちで試験を終えたその日、私はその大学にお弁当箱を忘れてきた。笑
後日取りに行くと綺麗に一式洗って返してくれて、入学するのかな??と学事の方に聞かれた。
第一希望の学部は他の学校にあったので、少し気まずい気持ちになったが、今でもあちらに行ってたらどんな人生になっていたのかな?と思って少しわくわくしたりする。
とここまで書いて、
これから私はどんな方向性で記事を書いていくんでしょうか?笑 テーマ設定がすでにぐちゃぐちゃです(笑)