見出し画像

あなたに呼ばれたいとき(詩)

詩みたいなものを書きました。
愛しい人の連絡を待ちたい気分の時と、自分の気持ちが見えないときのものです。


あなたに呼ばれたいとき

あなたに会いたい気持ちをそっと隠したい夜がある。
あなたと話したいと、文字を打っては消す時間がある。

いつもなら気にしないことを気にする日。
あなたの声が聞きたいけど、素直になれない。

あなたはきっと
「隠すことないのに」
なんて言うでしょう。

けど、
「待っているのはいつも自分だな」
と感じるとき。
変な意地を張ってしまう。

あなたに会いたい。
声が聞きたい。

でも、たまにはあなたから
「きみと話したい」
「きみに会いたい」
そう言ってほしい。

2024.11.14
詩とき晴れ



本心の輪郭

わたしとわたしでする気持ちのかくれんぼ。
それはまるで手札を見せて正解を選ぶカードゲームのように
「本心はどれ?」
なんて手持ちのカードをちらつかせてる。

わたしが自分で見えなくした気持ちのカード。
拗ねたように姿を隠し続けている気持ちに指先を向ける。
さあ、本心はどれ?

いくつかのカードを見て、
勇気を出して引いたカードは輪郭から消えていく。
引いた本心は本当にわたしのものだったのか。
自信が持てずすべてのカードはぼやけていった。

こうして言葉にしても、わたしは自分の気持ちに確信が持てない。
わたしは何を思ってる?
答えてくれる代役はいない。

自分の言葉で書くと、次第に自分がわかってくると聞く。
どれだけの時間をかければ理解できるときがくるだろう。

回り道をしても、やっぱりわたしはわたしを知りたい。

2024.11.15
詩とき晴れ