不満足な人間であれ。
「満足な豚より不満足なソクラテス」
補うものがない人って弱そう。
「中卒」「浪人」「低収入」「Fラン」
「高学歴」「大企業」「現役合格」
一見、上4つは弱そうで、下3つは強そう。
本当にそうなのか?
ここでは上4つをカメ🐢、下3つをウサギ🐇としよう。
カメは常に劣等感に駆られている。周囲から馬鹿にされることも多いだろう。その度、悔しい思いをしたり、自分はこのままではいけないんだと感じる。自分と向き合う時間が多い。下剋上を夢見る。この弱い立場を利用して、何が出来るか考えられる人間は本当に強い。現状に満足していない。
ウサギは常に自分のことを誇らしく思っている。マウント取れる準備はいつでもどこでもバッチリ。固有名詞(大学名、企業名)を言うと、周りが寄ってくる、ちやほやされる。肩書きさえ手に入れると、特に努力せずとも、人望もお金も得られる。自分を過信していて、言い訳上手で、要領よく生きている。現状に満足している。
私は、就活生の時、ベンチャー企業しか受けていなかった。大企業は避けていた。理由は、3つの恐れがあったから。
①縋るものが出来ると自分は弱くなるのではないか
②周りに流されるのではないか
③現状維持に重きを置くようになるのではないか
自己紹介にて
👩「私は、幸アレイと言います。新卒でリクルートに入りました。」
👨「リクルートか、すごいね!」
👩「私は、幸アレイです。株式会社シロタンというところで、営業をしています。少しでも自分らしくイキイキ生きる人が増えてほしいと思っています。シロタンを通じて本当に生きたい方向性を導き出すサポートをしています!」
👨「幸アレイさん、すごいね!」
私は、後者のような自己紹介が出来る人になりたいと思っていた。
肩書きを褒められても、仕方がない。私という人間を評価してもらいたい。
肩書きが弱いと、自力で補わないといけない。
肩書きが強いと、努力しなくても良い。
人は皆、「何者か」になりたいと願っている。
肩書きを得ると、「何者か」になれた気がしてしまう。
立派な大学名や企業名を手に入れただけでは、何者にもなれない。
肩書きには自分の内側からにじみ出たオリジナリティがないと意味がない。
肩書きを手に入れ、「何か」を得たつもりになって、現状に満足した気になっているウサギ。
本当の肩書きを手に入れるために、「何か」を必死に探し、もがき続け、現状に不満足でいるカメ。
「ウサギとカメ、オーロラまでたどり着けるのはどっちだろうか?」