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小1の美意識ってどこにある

わたしには、小学一年生の姪がいる。

姪の小学校は、早めに夏休みが明けたが、緊急事態宣言を受けて、リモート授業での開始となった。リモート授業といっても、大人のように30分ミーティング、とかではなく、短時間かつ午前中で終わってしまう。

それに、小1の子が、一人でPCを操作することもできないため、ずった横につきっきりで見守っていた。

はじめてのリモート授業や、オンライン教材に姪とヤキモキしながらも、午前中は終了。

午後は、時間の縛りがないため、独自にスケジュールを立てて、取り組むことにした。

そろばん、ピアノ、習字、散歩…
やることがないと、結構うるさいので、姪の興味のあることを中心に、とにかく時間を埋める。

幸い、彼女は、目の前のことにはしっかり取り組むので、こちらも感心する。

しかし、習字やピアノなど、アウトプットが主となる課題は、彼女なりの"やりがい"を見つけられていないようで、他のことに比べて集中が続かない。率先してやる様子もない。

うーん。

「字が上手くなりたい」とか、「上手く弾けるようになりたい」とかって、最初から思うものじゃないんだなぁ、と、気付かされました。

大人になると「こうなりたい!」っていう、時には生きていくのに邪魔になる価値観は、7歳くらいではそんなに出てこないんだなぁ、と。

わたしはどうだったかな。親が褒めてくれるからとか、やらないと怒られるからとか、そういう想いの方が大きかったかも。そこから、「これが正しく、美しいということか」という価値観が生まれてくるんだなって。価値観の成り立ちとしては、よくある話だと思う一方で、世界的に有名なピアニストの演奏とか、書道家の作品とか、小さい頃に触れたことがあるかと言われたら、そうではないな、とも思った。

子供の頃は、「親が神」みたいなところはもちろんあるけれど、「すごいのは親だけじゃない」ってこと、世界は広いんだぞってことを肌で感じることが、今の世界では難しくなっているのかな、と少し切なくもなった。

彼女を1日見ていて、そんなことを考えていた。

我が家は元来過保護家庭なので、自分が「良い!」と思う前に、大人から「これが良いんだよ(悪いんだよ)」と言われてしまうという危惧もある。

だから、子どもの方から出てくる、「これ良い!」をたくさん引き出せる環境、声かけ、が出来るといいなと思うんだけど、

それって、与えるだけ与えて「待つ」ってことだよね。

うんうん。

また来週、見守りdayがあるので、やってみよーっと。

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