若い世代の男と女


若い男

若い世代(20代前半)の男多くは良くも悪くも牙を抜かれている。すごくお行儀がいい子が多い印象。
セクハラやパワハラが声高に叫ばれ、もし糾弾されれば社会的死を意味する。事実がどうかは別として、その時点で一発退場。リアルコミュニティにおいて異性にアプローチするリスクが極大化したことで、恋愛や結婚というイベントから自主的に退場する人間が続出。恋愛以外にも趣味や娯楽がたくさんあるため、別に独り身でも楽しいし、という感じ。一部は女子のことを「仮想敵」とみなして警戒しているレベルの者もいる。

若い女子

一方で女子にとって重要なのはSNS。SNSを通じてメン地下、アイドル、ホストなどリアルコミュニティから離れたイケメンの男と通じ、推し活に勤しむ。もはや彼女たちはリアルコミュニティ含めて大半の男では満足できなくなった。魅力的には見えなくなった。

こりゃ少子化さらに進むわ。男の生涯未婚率は3割の推測みたいだけど、多分それでは済まないと思う。

自分と同世代(20代後半)の男性医師

自分の周囲の同世代くらいの男性医師を見ていると、学生〜研修医時代に知り合った相手とサクッと結婚していく人間も一部いるけれど、結婚を躊躇している人が少なくない印象。少なくとも自発的に結婚したいと思っている人間はほぼ皆無。正直結婚はしたくない、でも子供や家庭を手に入れるためには結婚せざるを得ないよね、という感じ。

藤沢和希の著作「損する結婚儲かる離婚」を皮切りに結婚という契約の恐ろしさが知れ渡ることとなり、さらに本業や日本社会の先行き見通しへの不安も相まって、結婚をミスって人生棒に振るわけにはいかない、いかに結婚によるダメージを最小限に抑えて対策をしておくか、という思考になっている。自分自身もそうだけど。

多分こういう思想の根底にあるのは、「女性を信用することができない」ということなんだろうな。ここが親世代とは明らかに違う。多くの男が女性を信用すること、信用し続けることができなくなった。だから結婚という契約をリスクと捉えているし、そのダメージを最小化したいと思うんだよね。

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