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合わないピント、それも良し
カメラを使っているといつの間にかピントは「合わせるもの」って気持ちになってる。ボクが思い描く場所にピントが合うようにAFだったりMFだったりで。
でもライカを使うようになったり、GRのスナップモードで撮るようになったらそんな感覚は無くなってきたのかもしれない。
ピントを「被写体に対して合わせにいく」んじゃなくて、ボクが好きな「距離の被写体を撮る」ようになった気がする。
ボクは以前こんな記事を書いてる。
ピントが合う距離を1.0mに設定し、カメラは開放に設定してボクから1.0mの距離にあるものだけ撮り続ける遊び。
その後も撮り続けたけど、ボクは1.5mから2.5mあたりの距離が好きなのかもしれない。
でも
そもそもそんな意識もなく、ピントが外れることもある。
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これはフィルムカメラのRollei 35AFで撮ったもの。LiDAR技術を使った最新型のフィルムカメラだけど、ちょっと慌てるとこんな感じでピントはどこかに行ってしまう。
多分、デジタルカメラだとミスショットだと気が付いて撮り直しするだろうけど、フィルムカメラだとピントが合ったのかどうかもわからない。だからこんな写真がこの世に爆誕するわけだ。
この記事でRollei 35AFのレビューと作例紹介もしてるけど、まあまあAFは遅くて、あわてんぼうのボクは待ちきれないことが多い。
SONYのミラーレスカメラを使ってた頃には、全く感じていなかったピントが合っていない写真たち。
でも今はどこか愛おしいし、なんなら自らアウトフォーカス写真を量産したりしてる。
写真表現はどこまで行っても自由だし、ボクもそんなフリーダムな世界でもっともっと羽ばたきたいなと思いつつ、今日もピントが合ってない駄作をこの世に爆誕させているよ。
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