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ベンチマークテスト:モンスターハンターワイルズ

激重と噂のモンハンワイルズだが…?

自分はモンハン世代じゃないので、特に本作を買う予定は無いわけだが、ベンチマークテストなら話は別。

てなわけで、突如としてSteamに公開されたモンハンワイルズのベンチマークを手持ちのPCで試してみました。GPU買い換えるか悩んでる方に一定の情報提供になれたら幸いに思います。

RTX3060はまだ戦えるのか?

4K中設定・レイトレオフ・DLSSありでギリ。

結論からいうと、まだ戦えます。やはりAmpere世代の名機と呼ばれるGPUだけあって、12GBの豊富なVRAMが活きてモンハンワイルズでも既存のアップスケーリング技術を使えば4Kでもしっかり遊べそう。多少カクツキは出そうですが、FHDまで解像度を落とせば余裕でしょう。ただ、レイトレーシングは恐らく無理ですね。

追記:RTX3060 FHD ウルトラ レイトレオフ DLSSオン

50FPS出てるから、フルHDならまぁ普通に遊べそうですね。

追記その2:RTX3060でFSRオン・フレーム生成オンにしてみたら?

スコアは下がるがfpsは上昇する。

アップスケーリングをDLSSからFSRに切り替えてフレーム生成を利用してのスコア評価になります。

これ、実カウントでのスコアは下がるものの、ドライバベースでのフレーム差し込みが起きるため、スコアとfpsの逆転現象が起きた模様。ベンチ中の動画を見るに、実際のプレイアブル画面では特に違和感はなかったが、ムービーシーンではフレーム生成の荒れが目立ち、上手く描画できてないシーンもちょくちょく見られた。実際のプレイに関してはこれで問題はなさそうだが、FSRでは要所要所でちょっと粗があるという印象。ただ、fps自体はDLSSよりも全然出てしまっているので、4Kで遊ぶならやはりFSRが正解かもしれない。

フルHD・ウルトラ設定・FSRオン・フレーム生成オン

FHD設定に下げるとFSRの安定感は増し、fpsはさらに増加。しかし、ムービーシーンでは4K程ではないものの、若干のフレーム荒れが確認できた。ただ、ここまでフレームレートが上昇するとほぼ実プレイに支障がなくなるため、RTX3060を筆頭とするエントリーグラボではFHDでFSRというのが最適解という事になるかもしれない。

気になったのは解像度別での描画性能

FHDのウルトラ設定での静止画505%拡大
4K中設定での静止画505%拡大

私の環境ではgigabyteのM32Uという4K32型144Hzの割と高額に入るモニタを使っているのですが、FHDをボーダーレスフルスクリーンで4Kに引き伸ばすと、やはりこういう粗が目立ってくる模様。この辺もアップスケーリング技術でだいぶ誤魔化してはあるはずなんですが、4Kモニタを活かすとなるとやはりFHDでの描写はちょっともったいないのかなーという気がします。そういう意味で、私の環境では恐らく4K中設定が一番満足度が高い環境なのは言うまでもないですが、この辺はその人の環境次第ですので、FHDモニタ環境下でゲームをプレイするなら、恐らくエントリー~ミドルグラボで全く問題ないという事なのかもしれません。

AlienwareM18・Radeon7900M

さて、次は世界的に希少なRadeon7900Mのテストです。モバイル用GPUながら、普通にデスクトップ用ハイエンドGPUに匹敵する性能があります。

2560×1600・ウルトラ設定・FSRオン・レイトレオフ

解像度が違うとはいえ、モバイルでこのスコアが出るのはやはり強い。VRAMも16GBある為、このぐらいの解像度なら充分カバー出来てますね。ちゃんと最適化も出来ていたようで安心しました。

ちなみに、最近始めたライザのアトリエはモバイル用のRadeonに最適化がされておらず、内蔵グラしか認識してくれず、ガクガク。

レイトレ高設定でもあまり下がらず

砂漠やら荒野のシーンが多い為か、どうもモンハンワイルズはあまりレイトレの負荷は高くないようで、レイトレーシングを高設定にしてもあまりスコアは下がりませんでした。これならレイトレーシング入れたままでも気にせず遊べそう。

追記その3:Ryzen7945HX+Radeon7900Mでは、フルHDでどこまでスコアが伸びるのか?

AlienwareはボーダーレスにするとフルHDに対応しないため、ウインドウモードにて計測。単純にスコアの最高値を測るべく、アップスケーリングをオフにして完全にネイティブ性能で計測。

プリセットはウルトラで、FSRオフ・レイトレオフ。完全に素の描画性能を測定。

AlienwareM18はCPUもGPUもかなりのポテンシャルがあるため、スコアバトルだけならかなり高いレベルにいるのではなかろうか?

ちなみに今回のベンチはPC側でもGPUの性能をフルに活かすべく、オーバードライブモードで計測しています。

Radeon RX7900XTX

こちらは爆熱である為、静粛モード(Qモード)での運用につき、350W程度の縛りが入った状態での測定になります。

4Kウルトラ・FSRオン・レイトレオフ

流石にハイエンドだけあって余裕。全体的にスムーズに動いていて、もうこれで良いじゃん?って感じでした。

レイトレーシング高設定だとやはり若干下がる
FSRをオフにしてレイトレ高設定で計測

ウルトラ設定からアップスケーリングをオフにして、素の性能で計測をすると、流石にfpsが低下。こうしてみると、モンハンワイルズはアップスケーリングありきのゲームなのは間違いなさそうです。

4Kウルトラ・FSRオン・レイトレ高・AFMFオン

AFMFを入れるとみかけのfpsは下がるが、この倍のフレームが差し込まれる為、ソフトウェア上のfpsは約2倍の200程度まで上昇します。

7900XTXの場合はどっちで遊んでも良い気はしますが、モニターのリフレッシュレートを考えたら、まぁ最初の4K・ウルトラ・FSRオン・レイトレ無し辺りが一番無難のような感じですね。

4KだとVRAMをバカ食いする模様

AFMFオンにしてベンチマーク中のデータ

4KにするとVRAMが20GB位食われてるので、VRAM16GB以下のGPUではやや最低フレームレートの落ち込みが目立つようになりそう。

VRAMが12GB未満だと、いくら最新のRTX5000シリーズでもプリセットを下げないと厳しくなるでしょうね。

まとめ

こうしてみると、GeForceにせよRadeonにせよ、いよいよアップスケーリング技術ありきの時代が来たんやな、って感じ。

RTX3060が未だに戦えてるのも、辛うじてDLSSを積んでるからってのもあるね。フレーム生成はできないけど、まだ戦うための武器は持ってる。って感じがします。

来月にはいよいよミドル帯の新型GPUが出てきますが、そろそろVRAM量を重きに考える時代が来てる気がします。


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