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ゲームレビュー:Symphony of War: The Nephilim Saga
不完全ながら日本語化されたスルメゲー
Steamに現れた謎のSRPG。オウガバトルとファイアーエムブレムを足したような作品で、洋ゲーながら私のような古典的なゲーマーにはブスリ♂とささる魅力がある作品。
謀略、情愛、ドマラ♂満載の硬派なファンタジー系SRPG
本作は歩兵、騎兵、僧侶、魔法使い、弓使い、ガンナー、ドラゴンといった様々な兵種を用いて小隊を組み、部隊VS部隊で戦う戦略型シミュレーションRPGである。
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日本語翻訳がそれなりであるので、本編シナリオの展開はザックリとした印象で消化していったが、番狂わせな展開(負けイベント)もありつつ、その合間合間に人物関係が少しずつ深まって行き、最終的にしっかりとエンディングにも反映されていたので、丁寧に作ってあるなぁという印象である。
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ちょくちょく入る恋愛模様がなんか妙にアメリカンなんだよな。
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中でもステファンくんはかなりの熱量を持って作られたキャラクターだと推測する。
編成画面が楽しいのだが…
シナリオ合間のキャラクター達の装備や部隊を編成する画面が地味に楽しい本作だが、クラスチェンジの頭打ちが早く、後半は殆どクラスチェンジする機会が無いのがやや残念だった。
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本作ではモブキャラにこそクラスチェンジがあり、主人公等の主要キャラは固有クラスが与えられ、転職出来ないのが残念でならなかった。
逆ラングリッサー、つまりアルハザードかな?
シナリオは全部で30。一応マルチエンディング?
とりあえず駆け足でクリアしたので記しておくと、最終的にはなんやかんや魔王を倒してハッピーエンドな感じ。シナリオは全部で30程あり、一応5個程度のサブシナリオもあるため、遊び応えはあった。
後半になるにつれマップは広くなるが、FEほどシビアではなく、1話あたりの時間も比較的長くはなかった。ノーマルプレイではやられた仲間もクリアすれば復活している。
ハードルを上げたら死亡したキャラは蘇らなくなるらしいので、それは間違いなくエンディングに影響してくる事だろう。
とりあえず仲間になったキャラクター達の後日談みたいなのはあった為、構築した人間関係によりエンディング内容は変わる模様。勿論、主人公も誰と恋仲になるか選べる。
まーとはいえ、本作はキャラゲーではなくナイスバランスな戦略システムで遊ぶスルメゲーにつき、シナリオなんか合ってないようなもん。厨二病全開で部隊編成を楽しむのが正解かと。
クリアした感想としては一言、