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ゲームレビュー:オクトパストラベラーⅡ

前作を越えてきた逸品

前作よりも確実に良くなっていた。

前作では主人公達の絡みがあまりなく、ふんわりと世界中の人々から物を盗んだり強奪したりしながらの旅だったオクトパストラベラーだったが、次回作の本作ではその辺がちゃんと改善されており、主人公達はなんやかんやで固い絆で結ばれた友として描写されている。

戦闘シーンでのセリフ回しや、クロスストーリーなどの演出により、より物語への没入感が増した感じは確かにあった。

キャスティはママ。異論は認めない。
ソローネとテメノスは名コンビ。
あっ、このシーンは・・・
スクエニ伝統のこれやんけ!!

キャラクタ総評:ソローネ

作中随一の闇深キャラ

今回の主人公も前作のテリオンに続いて盗賊キャラのソローネにしました。例によって世界中の人から装備を盗みまくる訳ですが、この子は出生からしてかなり重い設定のキャラでしたので、ストーリーを進めるにつれて色々と気持ち的に入り込む事ができる良キャラとなりました。

因果応報、しかしながら裏にある陰謀など、ソローネのシナリオはだいぶ大人向けのシナリオだったかと思います。テリオンに比べて個性が強いキャラに仕上がっているので、作業感あった前作よりも良かったなと思います。

キャラクタ総評:テメノス

石田無双

声優が石田彰という時点でもうだいぶアレ。
「ほらほらぁ~!」
という石田ボイスで世界中の人を異端審問しまくるというド性癖キャラ。

前作で言うところのサイラスのようなシナリオ展開で、ミステリと謎解きが中心となる、サスペンス物のシナリオとなっていました。
ぶっちゃけ、シナリオは全キャラ中一番面白かったと思う。
ちょいSな石田ボイスのテメノスと、クリックくんのやり取りは必見。
ただ、ラストは・・・。

キャラ総評:オーシュット

本作のロリキャラ

一言で可愛い。干し肉食べたい。

前作ではハンイットに該当するオーシュットですが、本作では物理よりもけしかけるの性能が異常向上しており、ボスクラスの敵もいくつか捕獲できるという点から、特に某サメの性能がぶっ飛んでいて終始一軍活躍できる存在となりました。ロリキャラは強い。いいね?

キャスティはママ。オーシュット公認。

キャラクター総評:キャスティ

まま・・・

みんなのママことキャスティ。
キャラ性能としては前作同様に薬師は微妙に使いにくいポジションにいるわけですが、今回はシナリオが結構重くて、なかなか入り込む事が出来ました。俺もこんなママが欲しかった…。

キャラクター総評:アグネア

本作のメロンちゃん

本作のコミカル枠。重めのキャラが多い中、アグネアは心温まる話が展開していくので、心の清涼剤となる。

本シナリオではサブキャラも秀逸で、良いキャラが結構出てくる。
ジャッジメントですの!の人がドルネシアを熱演する。
犬っころにも負ける貧弱敵役は草。
貝になりたい座長ね?
かわいいぜドルネシア…。

巨乳!
ドジっ子!!
周りがみんな優しい!!!

これ以上ない完璧なハートウォーミングストーリー。
良いよね、田舎モン美少女のお話は・・・。

キャラクター総評:パルテティオ

痛快立身出世モノのパルテティオ。

コミカルかつ、立身出世モノを描写したパルテティオ。全体的にアメッカスを意識したようなお話ではあるが、今のアメリカの有様を見るに、ポリコレだのヴィーガンだのが跋扈する時代だからこそ、ぜひ参考にしてもらいたいキャラクタの一人。

戦闘面では傭兵コマンドが異常に強く、金さえあれば大抵の事は解決するようになる模様。性能までアメッカス仕様かよ。

キャラクター総評:ヒカリ

正統派主人公路線のヒカリ

ク国の王子であり、あらゆるシナリオの中で最も主人公然としているのがこのヒカリ。ただ、剣士職は本作ではあまり良いところがなく、その割にメインストーリーの難易度はそこそこ高いので、育てていないと何かと苦労させられる男。声が若かりし日のベジータに似ている。

キャラクター総評:オズバルト

フッ…有益だ。

オズバルトの父つぁん、魔法が弱体化した本作ではやはり活躍も微妙だった印象。シナリオはミステリ寄りの重めの過去回想が多く、内容は好みが分かれる。CV:中田譲治氏であり、マジでいい声してる。特に子安とのやり取りは必見であった…。

総評:全体的に良くなってた

前作のままだと多分買ってなかった思うが、本作は戦闘シーンの速度やイベントシーンの早送りなど、なにかと気の利く機能が充実化し、シナリオ全般をとっても前作を超える規模と内容で概ね満足のいく出来であった。

特に本作は声優陣の怪演が素晴らしい。

ドルルルルルネシア!!

いずれも超一級品の声優さんを起用しており、そこに予算割きすぎだろ!!と突っ込みを入れたくなるほどであった。

HD2Dをうまく使った本作は、やはり高画質な環境でやるべし。
同じシーンでも、傾きを作って映像を演出する事ができる。

映像面では基本は2Dながら、フィールドなどは3Dという特殊な表現方法を用いており、紙芝居にしてもだいぶ手の込んだ紙芝居という印象。

ゲームとして本質的な部分は抑えつつ、データサイズを極力軽くして、色々なハードで遊べるようにするには・・・?

本作からはそういった、スタッフの熱意のようなものが伝わってきたような気がする。

ちなみに、今回のプレイ環境はノーパソのRX7900MとデスクトップのRTX3060が半々くらいであったが、4K最高設定でもRTX3060が70Fps位出ていたので、switchのようなローエンドのハードウェア環境で遊ぶ事を想定に入れると、やはりこの2D3D描写っていうのは避けて通れないところにいるのかな、って感じがしました。

なお、裏ボスは強すぎて断念。

ラスボスちょっと強すぎませんかね・・・。

裏ボスに関しですが、ソローネのレベルが78、他が60前後で挑んだのですが、チート級の能力をいくつかが発揮されて全然勝て無かったので、今回は断念しました。攻略サイト見たらテメノスの使い方次第で勝てる様にはなりそうですが、そろそろsteamオータムセールで買ったメタファーや、ロマサガ2が積みゲー化している為、とりあえずここまでとしました。

いやぁ、面白かったですよ。

総プレイ時間は56時間。まぁよう遊んだほうやろ。


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