ソウルハッカーズ２いやーキツっス（流石に擁護できないやつ）

謝罪と訂正

前回かなりソウルハッカーズ２アンチの人には厳しい記事を書きましたが、謝罪して訂正します。

ソウルハッカーズの続編がプレイできるだけでも嬉しかったんですよ、そらもう25年前にドップリハマったゲームだったし、キャラデザインや雰囲気が変化した点はまぁ好意的に受け入れた面があります。

看過できなかった点

Steam版だからパソコンとの相性もあるかもしれませんが、とにかく頻繁にフリーズしてソフトウェアが落ちるという致命的なバグ。

4K解像度にしてるのが原因かもしれないが、これまでに５回、６回位フリーズされて、それでもオートセーブのお陰でやり直しが効いていたので続けてこれたんだけど、この度ラスボス倒した所でこれが起きた。これは流石に心が折れたし、作品としての評価を地に落とした。

ラストダンジョンではポータルシンボルや階段シンボルが真っ黒になったり、小さなバグは後半に行くほど増え、ボリュームを見せるためなのかマップが無駄に広くしてあったりと、納期に間に合わせる為なのか後半に連れて綻びとも思える場面増えていきました。

同様に、シナリオ面でも前半は比較的丁寧に描写されていたキャラクター達か、後半になるにつれてだいぶ雑になって行ってます。

終盤に突然「え、誰？」みたいなキャラが出てくる。

これ、真・女神転生５でも同じことやらかしてたんだよね。完全に最初に大風呂敷拡げて最後に破綻して、やけっぱちになってぶん投げちゃった系の内容。

せっかくの素材を台無しにした感

元々ソウルハッカーズにはデビルサマナーシリーズで培われた魅力的な設定が沢山ありました。
・葛葉一族
・COMP（GUMP）
・剣合体（村正一族）
・造魔の概念
・ヴィクトルやマダム銀子といった共通のキャラ
・パラダイムＸ（仮想現実都市）
これだけの美味しい素材が揃っていながら、今回のソウルハッカーズ２では全く活かされていませんでした。

まずシリーズの代表ともいえる悪魔合体ですが、ヴィクトルのキャラがただの狂人オヤジになってるだけだし、シリーズ通してギミックに富んだ合体シーンがクソ手抜きのカーテンシャーッ！で終わり。

マダム銀子は依頼を出すだけでほぼキャラクター性の深みを出すイベントが無く、イキ杉田ホモ和の無駄遣いだったし、タタラたんは可愛かったけど、依頼もショボく存在は他のキャラクター共々イラストのみ。

こういった重要なキャラクターこそ3Dモデル作って、アクティブに動かし、もっと魅力的に見せるべきだったんじゃないの？

3Dモデルといえば、モブキャラの種類が悲しいくらい少なくて、同じキャラモデルを別人として使い回しし過ぎ！
ファントムソサエティのダークサマナー４種類とかしかいないやんけ…。作り込まなくて良いからモブキャラのパターンくらいもっと増やしとけよ。低予算過ぎるにしても程がある。

単調な作業ゲーと化すソウルマトリクス

レベル上げの為の苦行と断じてもいいソウルマトリクスは、ずーっと見た目が変わらない単調なダンジョンで、これをビジョンクエストと称した奴はクビにしていいと思うレベル。

ビジョンクエストといえば初代ソウルハッカーズで登場した様々なダークサマナー達の生前の記憶を追体験するもので、今作では何を履き違えたか、単調なダンジョンの先にいるボスを倒して、仲間達の過去の記憶を当事者である彼等と一緒に見るというものにされていた。いや、本人生きてたらビジョンクエストにする意味ないし、BARで酒飲みながら語ってもらえば良くね？

これ企画通した奴はナオミの亡霊に呪い殺されて、どうぞ。

力が入ってる部分もあったが…過去の遺産に依存しすぎ。

唯一良かったのは、悪魔のモデリングが非常に良かった点である。まぁ戦闘シーンではペルソナシステムにしちゃったお陰で、そのナイスなモデリングを目にする機会がない辺りが本当に無能な訳だが。

邪神ちゃんエロい…

サキュバスちゃんのこの気だるそうな表情もグッとくるものがある。

キュベレさんは全裸なので後ろに回ってじっくりケツを拝みたいが、じっとしていても敵がメチャクチャ現れるのでそれを許してくれない辺りも無能。

悪魔のモデリングだけは本当に優秀でじっくりとグリグリ回して眺めたいのだが、ダンジョンではエネミーシンボルが直ぐに現れて観察の邪魔をするし、悪魔全書では何故か拡大をさせてもらえず、戦闘中に姿を拝む事もないので、力の入れる場所を完全に誤ってる。

これらのモデルも、もしかしたら真・女神転生５の使い回しかも知れないのだが、悪魔デザインも金子一馬氏の遺産に依存しっぱなしなのも気にはなった。劇的に変えることはないと思うが、いい加減真３から見飽きてる部分も多いため、動きや個性を出す為に多少のデザイン変更はしてきても良いんじゃないかと思う。

採点:5点/100点満点中

最終的に駄作凡作の部類に入るゲームでした。とにかくバグ絶対にダメ！というかちゃんとテストプレイしたのか？してから出せよ。

これにDLC入れて１万円以上払わせるのは流石にキツイ。ついでにいうと思い出を完全に破壊してくれたのは筆舌し難い苦痛だった。

プロモーションムービーの時点で実写使ってた辺りから嫌な予感してたが、昨今のセガ・アトラスは予算の使い方おかしいと思う。芸能界に擦り寄りすぎなんじゃないの？

直近のやったゲームだとCODE VEINの方が世界観やキャラ作り、ダンジョン構造も丁寧だったし、パンツも見放題で股間にも優しい、面白いゲームだった。今回のソウルハッカーズ２はCODE VEINと比較しても足元にも及ばない、完全なる駄作でした。

DLCでネミッサ入れて獣の魔王とかも使ってみましたが、戦闘シーンの演出が不毛過ぎて全く技を覚える楽しみもなく、なんならバグってシステムが落ちたりもするので、今後はもう葛葉ライドウシリーズを出しても見向きもされないだろうし、なんならペルソナ６の売上にも間違いなく影響すると思います。

アトラス、今作のプロデューサーはクビにしろ。