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芍薬は幸せの花、らしい。

6月7月といえば芍薬(シャクヤク)を育てるのが毎年の私の楽しみ。

運動会や入学式の飾りによくある紙の花、あれくらいの大きい花。
その蕾がコロコロっとして可愛いんだけど、本当に手のかかる子なんです。

害虫がつかないように自分で蜜を出したのに、
その蜜がぺったりと開花のジャマをしてしまう。
なんとか内側の力で開く花もあるんだけど、
開かない花もあって、蜜を拭いたり、ほぐしたりすると開くようになる。

自分を守ろうとして、自分を苦しめてしまうこと、あるなあ。
なんとか自力であがいてみたり、誰かの手を借りたりして成長していくこと、あるなあ。
もう高校生なんだし(大人なんだし)とひとりで生きていくことに力んでしまうことがあるけど、”手がかかって当然よ”と咲き誇る花のように
堂々と手のかかる人でいれたら楽なのかなー?なんて考えることもあります。

芍薬の花言葉の中には「必ず来る幸せ」ってえらい強気なメッセージもあるから、きっと自力であがいた人も、誰かの手を借りまくった人もその成長の先には幸せがあります。たぶん。

(校内居場所カフェスタッフのよもやまばなし)

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