『私が転職を考えたワケ』
今回からは転職の経緯と理由を数回に分けて書いていきたいと思います。
今日は「私が転職を考えたワケ」と題しまして、私の経歴や転職動機から書いていきたいと思います。
今のお仕事からステップアップしたい、違う仕事がしたい、不安や不満があるが転職の一歩が踏み出せない方など、本記事を読まれて一助になれば幸いです。
・新卒入社した企業を決めた理由
私は約20年前、新卒で「保険×IT」の大阪のスタートアップ企業へ就職しました。(当時はスタートアップという言葉はなくベンチャー企業と呼んでいました。)
東京出身なので「何で大阪行くの?」「東京から来るなんで珍しい」と当時多くの方に言われたことを記憶しています。
当時の就活状況は、いわゆる売手市場で三流大学出の私ですら、多くの大小企業から内定をいただきました。そんな恵まれた環境で選んだ企業が従業員100人も満たないスタートアップ企業でした。
何故そこを選んだかと言うと、ずばりフィーリングです。
他に東京で好条件の企業もありました。
ただ、カリスマ的なオーナー社長とその夢に共鳴し、心が躍ったのです。
会社員にはなる気もなかった私が、友人に強引に誘われ参加した就職説明会で偶然にも出会った会社がそれでした。
居酒屋で愚痴ばかり言っていて夢も希望も無いのがサラリーマンだと、学生の私はそんな大人を見下している世間知らずでした。
しかし、その会社に出会い、そこから就職活動を本格的に始めたことでビジネスの世界の魅力に引き込まれていったのです。
こうして私は、晴れて社会人となり、
生まれて初めて、未開の地、商売の街、浪速の大阪へ旅立ったのです。
ここから10年間、大阪の地でビジネスパーソンとしての酸いも甘いも経験していきます。
・10年間で経験したこと
入社して感じたのは、体育会系の勢いがあり、はちゃめちゃに忙しい、イメージ通りの企業でした。(今思えばブラック企業ってやつです笑)
ざっくり経験させてもらったことは以下になります。
①新規開拓営業(個人・法人)
②営業企画・営業推進
③マーケティング
④マネジメント・係数管理
└部長として部下100名以上をマネジメント
⑤イネーブルメント・研修・採用
⑥SaaSプロジェクト
⑦東証一部上場であの鐘を鳴らす ※現プライム市場
更に新卒入社から様々な職種の経験をさせていただき、若くして100名以上の組織のマネジメントも経験してきました。
このまま勤めていれば5年以内に役員、取締役の道も見えていました。
しかし、、、
私はこの会社しか知らない、、、
出世はしてきたが、広いビジネスの世界では井の中の蛙なのでは?
子どもに誇れる人生を本当に生きているのか?
などなど、現在の自分と未来を悲観的に考えるようになってしまいました。
・転職を思い立った時、動機
先に結論を述べるならば、
転職理由は「やり切った感」です。
未上場から東証一部への上場を経験し、社長に同行して「あの鐘」を鳴らすことが出来たという、貴重な経験をさせていただきました。
そこから、社内では新たに経営計画やビジョンなどが議論され整備していくことになりましたが、議論の中でも私はどこか実の入らない気持ちを持ってしまっていました。
何か、やり切った感を持ってしまい、社内でも他に「やりたいこと」が無いことに気づきました。
そして「保険」という商材にも飽きてしまっており、新規プロジェクトで保険業界に特化したSaaSプロダクトの開発~社内実装~外販が非常に楽しかったなと、振り返っていました。
皆が未来を見ているなか、私は過去を見てしまっている状態でした。
このままでは自身の今以上の成長は無いと思い、楽しかった過去を未来にしようと、SaaS業界を中心に情報収集していき、転職をすることになります。
書いてきた理由の他にも転職動機はありますが、主因は上記でした。
(転職動機の整理)
①やり切った感
②社内で他にやりたいことが見つけられない
③井の中の蛙的な気持ちが芽生えた
④保険に飽きた、SaaS(※)が楽しかった
※Saasとは?(私見です。詳しく知りたい方は検索ください。)
Software as a Serviceの略称。
IT業界の中で、月額でソフトウェアを提供している企業群を指す。
主に業務効率化や営業支援、マーケティング支援のソフトウェアが日本には多い。当時は米国から後追いで日本市場にも広まり、株式市場の注目を集めていた銘柄でもある。
・転職の背中をおしてくれた家族
正直、家族の後押しがあったことも転職に踏み出す大きなきっかけでした。
育ち盛りの息子が二人おり、大阪に家も購入したばかりだったので、仕事も私生活も安定した、今の生活を変えることに大きな抵抗もありました。
が、転職しようかな、という私の発言に対して、
妻が一言、「いいと思うよ~」
と言ってくれました。
生粋の大阪人である妻が、東京への転職にも関わらず応援してくれたので、全力で転職活動に向かう事ができました。
さて、ここまで一社目の経歴を含めた「私が転職を考えたワケ」を書かせていただきました。
次回は転職活動について書きたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
(ご質問やご不明点がございましたら、お気軽にコメントください。)